秋田県ではクマが人里にに出てくる話、秋田県ではいったい何がおきているのか、秋田北部の水田でクマに出会う、著者は永幡嘉之、自然写真家・著述家、信州大学大学院農学研究科修了、山形を拠点に、動植物の調査・撮影、ブナの森・里山の歴史がライフワーク、著書「里山危機」他
概要
秋田県で何が起こっていたのか、ツキノワグマの大量出没、動物の多さは何の前兆なのか、山形県と秋田県での違い、起こっていることを確かめる、なぜ人里に出てくるのか、ツキノワグマとの出会い、自然への興味は昆虫から、ツキノワグマとの出会い、世界のブナの森を歩くなかで、ブナの新芽を食べるクマを撮りたい試行錯誤の日々、ブナの樹上のクマを見つける、次々にみつかるクマ、経験を重ねてゆく、10年の時を経て、ツキノワグマの生活の全体像、断片をつなぎあわせて、1春はブナに上る、雑な食べ方、爪を立てずに上るのか、2クマ剥ぎ、なんのためにやるのだろう、いつからやっているのだろう、冬眠前に針葉樹の脂を舐める、広葉樹に見られるクマ剥ぎ、3さまざまな食べもの、ミズバショウを食べる、動物を襲う、ミツバチを襲う、4ドングリを食べる、ツキノワグマの糞は情報の宝庫、皮を口の中で外すのだろうか、5クマの寝床は本当にクマのものなのか、クマ狩りという文化、有害捕獲と狩猟は別のもの、1許可捕獲、①春の個体数調整、②有害捕獲、2狩猟、春山でのクマ狩り、クマ狩りは雪崩地形で、集断で引き継がれた民俗知、再び・秋田県の現場で考える専門家を現場に誘う、昼間に親子が出てくる理由、3つの大凶作クリをすさまじく食べていた、クマが畑に出てくる、ソバを食べるクマ、ソバが食べられてしまった理由、山形県では姿が消えた、人身事故はなぜ増えたか、いつまでもクマが出る、人とクマとの関係、結局のところ・何が起こっていたのか、クマの個体数は増えているのか、環境収容力の問題、アーバンベアは生まれていたのか、クマの変化は人間の生活の変化に対応していた、1中山間地域での生活の変化、2人間の感覚の変化、3狩猟の方法の変化、共存は生易しいことではない、どこで折り合いをつけるか、1駆除もしくは狩猟による対策、2狩猟以外の対策、捕獲して人里から離れた場所に放すこと、電気棚や音を出すロボットで追い払うこと、カキなどクマを引き寄せる木を伐採、発信機などで行動を調査して・住民に呼びかけること、長期的視点では・何ができるか、駆除と保全が同時に必要な理由、生物多様性は低下している、確保すべきは森林の広さとつながり、1森の広さ、2森の連続性、不可逆的な開発が森を分断する、社会が乗り越えるべき壁、クマが人里に出てくる訳を知りたい方におススメ、
感想
アーバンベア―という人を恐れぬクマが出現、憶測ではない・自然観察の積み重ねが必要、
まとめ
秋田県で何が起こっていたのか、ツキノワグマとの出会い、ツキノワグマの生活の全体像、クマ狩りという文化、再び・秋田県の現場で考える、人とクマとの関係、長期的の視点では・何ができるかを考察、豊かな森の保全がテーマとなる、