過去から現在へ、個々の時代を貫くものに光をあて「ロシアとは何者か」を考察、著者は池田嘉朗、東京大学大学院人文社会科学系研究科教授、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、著書は「革命ロシアの共和国とネイション」他、
概要
第一部ロシア史を理解する、ロシア史の基底、ヨーロッパ国家へ、結婚類型、所有権、王の身体、強制団体、ゲマインシャフト、ヨーロッパとロシアの20世紀、近代ヨーロッパ文明、第一次世界大戦後のヨーロッパ、社会主義ソ連の誕生、スターリンのソ連、近代ヨーロッパ文明の危機、スターリンのソ連、ヨーロッパの冷戦、ソ連崩壊、交錯する日本とロシアの軌跡ー1905年～1945年、ロシア帝国と日本帝国、革命ロシアと日本、ソ連対日本帝国、クリミヤ半島の歴史ー地域からの視角、古代から中世へ、モンゴル支配からクリミア・ハン国の形成、ロシア帝国のもとで、革命と内戦の時代、ソ連・ウクライナ・ロシアのもとで、第二部ロシア革命からソ連へ、実現したユートピアの歴史、プレハーノフの葬儀、ロシア革命をめぐる歴史家の議論、実現したユートピア・ソ連、新しい人間と幸福なモスクワ、マリヤ･ココシキナの手記、銀の時代･政治・夫の死、V・D・ナボコフとロシア革命、帝政国家の批判者、臨時政府の官房長、剝き出しの国家権力の防衛、講和の探求と崩壊、クリミア地方政府とカデッド、スリケーヴィチィの第一次クリミア地方政府、クルィムの第二次クリミア地方政府、クリミア地方政府の終わり、ソヴィエト帝国論の新しい地平、ソヴィエト帝国論の隆盛、1920年代ーアファーマティブ・アクションの帝国、1930年代ー原初主義的な民族認識の意味するもの、ソヴィエト帝国の遺産、第三部、ソ連から現代ロシアへ、甦る帝国地図―ロシア＝ウクライナ戦争、ルーシー諸公国の長い歩み、ウクライナの浮上、プーチンの戦争、ロシアの破局的な時間、中央と地方の権力機関の統合ー下院立法者アセンブリー、設置まで
、成立、活動、立法者アセンブリーから立法者会議へ、大統領付き子供の権利全権リヴォワ＝ベロワ、子どもの権利全権、アンナ・クズネツォワ、マリア・リヴォワ＝ベロワ、ソ連を崩壊させた革命家ゴルバチョフ、死による公的な場への復帰、改革者？革命家？国家の崩壊、プーチンとロシア国家、過去が貫く現代を知りたい方におススメ、
感想
統治者が法の上に立つ秩序が「法治」の名のもとに政党化される、
まとめ
ロシア史を理解し、ロシア革命からソ連を権力奪取、ソ連から現代ロシアをプーチン政権化のロシアを考察、