レビュー・NPOとは何か

NPOが存在することの意味と可能性を7つのテーマで取り上げる、著者は宮垣元、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学、慶応義塾大学総合政策学部教授、専攻は社会学、著書は「ヒューマンサービスと信頼―福祉NPOの理論と実証」他、

概要

求められる時代背景、1ボランティア元年の衝撃、阪神淡路大地震の衝撃、災害でのボランティアの拡大、世界的な関心、日本での未知なる組織、時代が求めた活動と組織、2震災からわかった可能性と課題、ボランティアの三つの可能性、見いだされた二つの課題、変わるボランティアの概念、NPOにとってのボランティア元年に意味、3なぜNPOはわかりづらいのか広義と狭義、国際的定義、社会課題の解決を目指すソーシャルセクターとして、複雑な顔を持つ組織、1事業者と社会運動の二つの 顔、社会運動の特徴、二つの顔をもつジレンマ、2利害関係者の混在ー多様な参加・統治の困難、単純ではない関係性、寄付という参加、マルチステークホルダーの組織、3組織であり・コミュニティである、社会的包摂という役割、閉鎖的になる可能性、自発性のパラドックスーダイナミズムの源泉、複雑な組織の難しさと不思議、NPO 法とはどのようなものか1成立までの道程ー公権力とは違う世界の模索、特定非営利活動促進法の気運、法案の加速・市民への抵抗感、公権力の関与をいかに下げるか、認定NPO 法人制度と税制優遇、公益法人制度改革へ、2NPO法人を創るには、設立のための八要件、求められる10人以上の会員、NPO法人設立の流れ、情報公開の持つ意味、3参加するとき・終わる時、参加するには、継承と解散、認証取り消しのケースー会計情報と信頼性、4多様化する法人形態、認定NPO法人制度と公益性の認定、一般法人と公益法人、多様化するソーシャルセクターの法人形態参加意識と活動実態、1世界と日本の温度差、信頼と認知、向社会的行動の意識、実際にどれだけ行動しているか、2日本での規模と活動分野、規模感、NPO法人」の推移と傾向、3組織運営と財政、NPO法人と認定NPO法人の大きな違い、誰が収入を得ているか、4資源の不足と関係の希薄化活動の実態、参加者のすがたー任意とNPOの違い、活動の種類と資源、市民による公益活動の長い歴史、1古代から昭和戦前まで、様々な痕跡ー日本の古代・中世、江戸期の社会と結社、明治民法と民間非営利組織、翼賛体制と奉仕、2様々な源流ー敗戦から1980年代、戦後における民間公益活動の位置付け、ボランティアの広がりと支援、1960年代から70年代にかけて、1980年代」ー政府・企業とも異なる組織化、3ボランティア元年前夜とその後、震災前夜、震災直後の神戸での動き、復興過程とNPOへの移行、4ソーシャルセクター形成の時代、2000年代ー制度の進展とソーシャルビジネス、2010年代ー東日本大震災と新しい公共、歴史から見えてくること、なぜ社会に必要かー非営利組織の存在意義、何が期待されるのか、社会変化を映す鏡、変容する社会での新しいニーズ、人と接する社会参加の場として、2どのような強みがあるのか、準公共財を供給する役割、NPOはなぜ存在するのか、どのような優位性があるのか、3誰がどのように担うのか、担い手は経済的価値を追求するのか、誰がかかわっているのか、なぜ国によりNPOが異なるのか、4どのような限界があり・どう乗り越えるのか、自発的であること、NPOが引き起こす問題と反応、領域を超越して、分かち合う組織を創る、1社会イノベーションの時代、変革を生み出す担い手として、自ら提案し実践する、NPO自体のイノベーション、2ソーシャルセクターを創り育てる、方法としてのソーシャルセクター、既存の方法や基準を問い直す、行政・企業・NPOをまたぐ場の必要性、3分厚い中間集団にー社会と個をつなぎ続ける、中間集団の必要性、誰のためにあるのか、傍観者とはならない生き方、NPO法人について知りたい方におススメ、

感想

NPO法人は社会から取り残されてしまいそうな人にとって最後の砦となる組織、

まとめ

求められる時代背景、複雑な顔を持つ組織、NPO法とは、参加意識と活動実態、市民による公益活動の長い歴史、なぜ社会に必要か、分かち合う組織を創る、NPOの存在する意味と可能性を考察、

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