レビュー・水と清潔

水と清潔の関係を水の歴史と清潔の概念の歴史から考察、著者は福田眞人、東京大学大学院比較文学比較文化修了、名古屋大学名誉教授、専門は比較文化・医学史、著書「結核の文化史ー近代日本における病のイメージ」他、

概要

豊富な水と不足する水ーインド、1動く水・動かない水、2聖なる水、3水保存法としての階段井戸、4水事情の改善にむけて、5インドのトイレ事情、水事情のいま、1名水と人体、2水と地球、3温暖化と海水温の上昇、4水と紛争、5仮想水と食料生産、6水ビジネス、水道の私営化、7給水効率と漏水(無駄使用)、8海水利用、水ビジネス、水と清潔という概念、1ギリシャとローマの水・風呂・トイレ、オリンピックマラソン、2病気は瘴気から、体液病理学説、3宗教と清潔、4洗うということ、石鹸の使用、5ローマ風呂、6不潔を尊ぶキリスト教・清潔を求めたイスラム教、7梅毒と入浴、公共浴場、水と衛生行政ー英国、1コレラの流行と衛生行政の形成、2上下水道ー安全な水と排水、3上水道の設置、飲み物はアルコール、4水洗便所の登場、下層階級に対する差別意識、5生活用水とロンドン、下水管工事とポンプ、水道栓を通じて水質改良・飲み水として適当、江戸の水、明治の水、1日本の場合、2ペットボトルの水、3江戸の水、井戸と上水、4江戸の水とエコロジカル、糞尿処理、パーマーによる横浜上水道・バートンによる東京の上下水道、水の効能ー水治療・温泉・海水浴、1水の近代化の過程の中で、2氷摂取の歴史、3蒸気浴の普及、「サレルノ養生訓」、ペスト流行で後退、十字軍により入浴習慣復活、4療法としての海水浴、ウイッティ「スカーボロ温泉」、フォロイヤー「英国の風呂の正しい使い方に関する調査」でバクストン鉱泉、5水治療、ブリース二ッツの梅毒治療、ガリーの水治療、ケロッグ、鴎外の手拭い1にほんの・北里の大風呂-清潔と近代、1日本の入浴風景、2近代以前の風呂、寺院の入浴、室町期の銭湯、江戸の湯屋、3近代日本の入浴、岡本綺堂、4混浴と湯女から近代銭湯へ、改良風呂、スーパー銭湯、5鴎外の手拭い、西洋風入浴、6漱石と子規と風呂、漱石の温泉好き、子規と龍之介の風呂嫌い、7北里柴三郎と風呂、鴎外と対立した北里は風呂好き・別荘に温泉プール、自宅にガス風呂、名誉を重んじた、西洋・中東インド・日本の水回りの文化史に知りたい方におススメ、

感想

水と病気の合間に立ち上がった思案と試行の通過報告書、

まとめ

豊富な水と不足する水ーインド、水事情のいま、水と清潔という概念、水と衛生行政ー英国、江戸の水・明治の水、水の効能ー水治療、温泉、海水浴、鴎外の手拭い、北里の大風呂ー清潔と近代を考察、水の歴史と清潔の概念の歴史の合間に見る、思索と試行を追求した、

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