わさびの日本史

本書は日本の食文化に影響を与えてきたワサビの歴史を紐解いたもの、著者は山根京子、岐阜大学准教授、ワサビの生物地理、栽培化の謎の解明の驀進中、自称「わさび応援隊長」

人類以前のワサビ

1DNAでわかったワサビの来た道、氷河期と間氷期とワサビ、野生ワサビの危機、2中国・雲南省への旅、してはいけない発見、シャンサイは辛くない、3採栽培植物起源学、日本固有性、

昔の人はワサビをどのように食べていたのだろう

1室町時代以前、飛鳥時代・奈良時代、平安時代、鎌倉時代、どのように利用していたか・汁物、2最大のターニングポイントー室町時代、御成の記録なし、寺社の記録や家記・料理書・鳥類とワサビ、お伽草子でおかず、3安定の時代へー安土桃山時代以降・料理に添えられる、

ワサビの謎

1戦国三英傑はワサビを食べたのだろうか、しっかりと辛いワサビを食べていたのは家康だけ、御成の献立で検証する、織田信長、豊臣秀吉、茶会の記録で検証する、2徳川家康とワサビの運命的な出会いとは、わさび発祥の地は・駿府城にほど近い場所だった、伝説を追って、奇跡の出会い、3江戸初期・ワサビはどのように使われたか、魚より貝や鳥に合わせていた、江戸の料理書に登場するワサビ、60年間の変化、大名のもてなし料理、需要の高まりを支えた産地は、朝鮮通信使に供されたワサビ、大量のワサビを調達できた地域、4「握りずしにワサビ」が定番になった訳は、マグロ・醤油・ワサビ普及のタイミングがピタリあったから、握りずしの文化を生んだ江戸、握りずしの起源、握りずし全国へ、ワサビの地位を不動にしたものとは、5日本全国津々浦々にワサビが定着した理由とは、粉ワサビが発明されたから、辛みを活かすには、粉わさびの開発、「調味料」として認められる、6昔のワサビはどのような形をしていたのだろうか、400年かけて根茎が立派になった、描かれたワサビ、おかしなワサビたち、若冲と広重

7栽培ワサビのの起源地は、武田家滅亡と関係関係ありそう、栽培ワサビは武田領から来た、有東木の人々、どの野生系統が使われたのか・栽培種の祖先を求めて、ワサビ栽培最大の功労者にまつわる謎、なぜ伊豆半島だったのか、伊豆ワサビ栽培の祖・板垣勘四郎、板垣が登場する史料、有東木より早い産地か、DNAで解明を目指す、門外不出の有東木ワサビはなぜ流出した、武田家の残り香、8神宿る山にもう一つの栽培起源地が、薬として栽培していたと考えられる、9誰も知らない「かちかち山」とは、そして狸のやけどはワサビにより治癒した、石川県の「かちかち山」、兎の薬は、塗り薬に適した白山ワサビ、10日本でワサビ食文化が定着したのはなぜ、その起源は天武天皇、ワサビととうがらし、子供時代に出会う味の大切さ、香辛料の役割、肉食禁忌の歴史的背景、獣肉を食べない文化、魚と相性の良い香辛料、日本独自の料理法と香辛料,11どうなる・ワサビの未来、その答えは私たちの食卓に、世界からワサビが消えたなら、食の欧米化とワサビ、栽培品種は・失われたら復元困難、魚好きはワサビ好き、食の文化史をつなぐ、

まとめ

人類史以前、昔の人の食べ方、戦国武将、徳川家康、握りずし、有東木、かちかち山、ワサビ食文化、未来を予測、鮨/蕎麦/刺身・今日はどれにしようかな、

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