超国家権力の正体

本書は超国家とは何かの疑問に対し、中世ヨーロッパと日本の戦国時代との強烈な関わりをきっかけに探っていくものです、著者は苫米地英人、マサチューセッツ大学コミュニケーション学部を経て上智大学外国語学部卒業、三菱地所在籍でイエール大学大学院・カーネギーメロン大学大学院転入、カーネギーメロン大学CYLABフェロー・ジョージメイソン大学C41&サイバー研究所研究教授・日本ジャーナリスト協会代表理事・日本外交政策学会会長、

超国家の歴史

アジアに戦争をもたらしたヨーロッパ、「発見の時代」「探検の時代」、未開人扱いだったバスコ・ダ・ガマ、未開の地ヨーロッパ、未開の地ヨーロッパ、最悪のカブラル、災厄のダ・ガマ、傲慢さの極みトルデシリャス条約、神が認めた領土、ポルトガル海上帝国の誕生と実態、オランダ東インド会社の登場、バンダの殺戮者、イギリス東インド会社EICの登場、東洋との出会いで初めて贅沢品を知ったヨーロッパ人、

戦国大名とキリスト教

なぜ・キリスト教だけが禁教となったのか、宣教師たちは日本征服を企んでいたのか、一枚岩ではなかったイエズス会、スペイン宣教師とポルトガル宣教師は会派が違う、布教の天才オルガンティーノ登場、日本人嫌いの宣教師カブラル登場、宣教師ガスパール・コエリョの野望、ジャパン・コンクエスト、キリスト教は日本征服を考えていたのか、秀吉のフィリピン征伐、キリスト教は「本当に」日本征服を考えていたのか、考えたが征服可能な国土でない、

奴隷と資本主義

キリスト教宣教師と日本人奴隷、「日葡辞書」に記された奴隷関連の言葉、二枚舌のコエリョ、天正遣欧少年使節団の真実、答えを保留にしたロヨラ、奴隷売買にお墨付きを与えた宣教師、カトリック教会と奴隷、無意味で白々しい観降状、奴隷化の残虐性を訴えたドミニコ会のラス・カサス、カトリック教会が最も世俗的になっていた時代、プロテスタントとカトリック・ヨーロッパを二分する勢力、奴隷こそが資本主義の根幹、

銀の時代

カトリック勢力の金庫番、王たちに融資するのは愚の骨頂、自分で自分の首を絞めるスペイン、ネーデルラントの乞食団、スペイン銀の意義、常に奴隷が絡むヨーロッパ経済、銀を欲した明の事情、暗躍する明の密貿易商人たち、「グローバリズムは1571年に始まった」、徳川方についたオランダが日本の銀を独占、イギリスによるインド支配、アヘンを売る自由

神と超国家

残虐行為の正統性、神をわかったつもりになっている私たち、オランダ人はなぜ・ローマ教皇に逆らうことができたのか、カルヴァン派の聖書原理主義、カルヴァン派を強烈に支持した商人たち、資本主義は神の教えに敵っていた、なぜ・オランダは最後に勝利できたのか、2つの権威、神の存在とそれを支える論理、誰がための国家か、超国家勢力の誕生、資本主義とは「国民よりもお金が上」、超国家勢力は神の御心に従っているから強く怖い、超国家勢力が信じる神とも対抗できる「革命権」の行使こそ

まとめ

超国家の歴史、戦国大名とキリスト教、奴隷と資本主義、銀の時代、神と超国家で構成、超国家勢力は神の御心に従っているから強く怖い、

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