スーダン革命時とそれ以降のスーダンに関わった邦人で構成、スーダンの未来を想う、編者は石村智、国立文化財機構東京文化財研究書無形文化遺産部部長、と関広尚世、京都市埋蔵文化財研究所調査研究技師、
概要
「歴史と文化の意味」スーダンの現在と未来につながる過去ー関広尚世、1スーダンとの出会い、2過去がなぜ大切か、3過去としてのスーダン史、先史時代、先ケルマ期、クシュ王国一期、エジプトによるヌビア統治期、クシュ王国二期、ポストメロエ期、キリスト教期、イスラーム教期、4過去の記述に潜む問題点、5過去を現実から未来につなげる、民族の多様性ー石村智、2スーダンにおける民族の多様性、アラブ系スーダン人、ヌビア人、カバビシュ人、ヌバ人、ザガワ人、ヌエル人、3民族の分断の歴史、南スーダンの分離独立ーイスラーム系住民と非イスラーム系住民の対立、ダルフール紛争ーアラブ系住民とアフリカ系住民の対立、4民族の分断を超えて、ナタリア・ヤコブ、アマ二レナスとアラー・サラー、「市民革命とその後」、スーダンのアイデンティティ・民主化と開発プロセスー板根宏治、1スーダンというアイデンティティとは何か、2独立からバシー政権誕生まで、3バシール政権時代、4民主化移行政権、5クーデターの発生から軍事衝突まで、6軍事衝突の発生から現在まで、7今後のスーダンのために、民主主義とスーダン市民ー堀潤、青の空でつながっている、3南コルドファンで活躍する日本のNGOがつないでくれた、4民主主義を求める理由、5そして再び衝突が始まった、6資金源は戦利品として得た「金」採掘権ーその影響力は各国に、7民主化を阻む権威主義国家の介入、「今を生きる・未来を創る」、壁に描かれたアートから紐解く・スーダン市民のメッセージー今中航、1抗議活動の始まり、2独裁政権の崩壊、3抗議継続と市民のメッセージ、4子どもたちに教育を、5多様性に満ちたスーダン、6殉教者への敬意、7アフリカ人としてのアイデンティティ、8軍事クーデターと大規模戦争へ、12月革命とヌビアの女王たちー金森謙介、2革命とヌビアの女王、3)12月革命と災害ユートピア、4スーダンでの日常的な利他的人々、5ハルツームでの現地調査、2017年から12月革命まで、2022年9月から軍事衝突前夜の日常、6現代スーダンにおける利他的行動と女性の象徴化、ポストコンフリクト国における文化遺産の復興と平和構築ー石村智、2文化遺産と平和構築、3国の復興と文化遺産の復興、アフガニスタンの事例、カンボジアの事例、4スーダンにおける文化遺産の復興に向けて、ポストコンフリクトからインコンフリクトへ、スーダン文化遺産保護への国際的な支援、私たちの取り組み、スーダンの未来を想う人々について知りたい方におススメ、
感想
文化遺産が持つ平和構築の力を信じ、スーダンの未来を想う
まとめ
歴史と文化のの意味、スーダンの現在と未来を繋ぐ過去、民族の多様性、市民革命とその後、スーダンのアイデンティティ・民主化と開発プロセス、民主主義とスーダン市民、今を生きる・未来を創る、壁に描かれたアートから紐解く・スーダン市民のメッセージ、12月革命とヌビアの女王たち、ポストコンフリクト国における文化遺産の復興と平和を考察、革命・政変・軍事衝突の目撃者が語るスーダンの未来、