ハングルという文字を・言語とは・音とは・文字とはといった言語学的視野から見る、そして知のありようの中で見る、著者は野間秀樹、言語学者、東京外国語大学大学院教授、一般言語学・朝鮮言語学・日韓対照言語学・韓国語教育を中心に論著、著書「言語存在論」他、
概要
ハングルの素描、1ハングルの仕組み、2訓民正音という書物、ハングルと言語をめぐって、1ハングルの名、2朝鮮語=韓国語の世界、3ことばとと文字、4朝鮮語=韓国語はいかなる言語、<正音>誕生の磁場、1文字を創る―漢字の磁場、2自己増殖装置としての漢字、3訓読の仕掛け、4朝鮮語の訓読‐口訣の構造、5質量を有するテクスト、6西方からの道ー子音文字ロードの終焉、<正音>の仕掛け、1文字を創る―空気の揺らぎから音を切り出す、2音からかたちへ、3単音=音節文字システムの創出、4四分法システムの衝撃、5音の動的な変容を「かたち」に変化する、<正音>エクリチュール革命ーハングルの誕生、1正音革命派と漢字漢文原理主義との闘い、2用音合字の思想‐知の原子を問う、3正音よ・生きとしいけるもののこゑを聞け、4正音誉・国の言葉を―エクリチュール革命宣言、<正音>エクリチュールの創出、1正音よ・音を統べむー東国正韻、2正音誉・三千世界を照らせ―儒仏の道、3正音よ・天地宇宙を学べ―千字文、4正音よ・我らが調べをー杜詩諺解と時調、5正音誉・語れ・奏でよー正音文芸とパンツリ、6朝鮮固有語の血脈と漢字漢文の血脈の二重螺旋構造、7正音反革命を超えて、<正音>ゲシュタルトの変革、1かたちとは何か、2正音の形とかたち、3身体性を得た正音の美「宮体」、<正音>から<ハングル>へ、1闘う正音・たたかうハングル、2再びゲシュタルトを問う―近代から現代へ、3飛翔する21世紀ハングル、普遍への契機としての<訓民正音>、1訓民正音を読む、2文献案内、3辞書、ハングルは世宗大王によって誕生しました、
感想
ハングルの誕生は文字の誕生であり、知を構成する原子の誕生、書くこと・エクリチュールの革命であった、ハングルは面白い、
まとめ
ハングルの素描、ハングルと言語をめぐって、正音誕生の磁場、正音の仕掛け、正音エクリチュール革命-ハングルの誕生、正音エクリチュールの創出、正音ゲシュタルトの変革、正音からハングルへ、普遍への契機としての訓民正音を考察、漢字漢文からハングル誕生、日本語とも対比、