シベリア抑留体験記、著者は加藤九祚、シベリア抑留後上智大学ドイツ文学科卒業、平凡社を経て国立民族学博物館名誉教授、2016年死去、著書「シベリアの歴史」他、
概要
「シベリア記」九祚さんの学問と人間ー司馬遼太郎、明治初期の沿海州における日本・朝鮮・ロシアの出会い、ー瀬脇寿人「ウラジオストク見聞雑誌をめぐって、1ロシア領ウラジオストクの登場、2瀬脇寿人とその「ウラジオストク見聞雑誌」、3ウラジオストクにおける最初の日本人たち、4ロシア領沿海州における朝鮮人の出現、5師岡通訳官のナホトカ紀行、6瀬島寿人の見たロシア人、7瀬島寿人と金鱗曻との出会い、8金鱗曻の来日と「雞林事略」、「雞林事略」における朝鮮の風俗ー維新後日本で発表された最初の朝鮮民俗学、ウラジオストクにおける日本の官と民、1官としての「日本貿易事務所」川上俊彦、2民としての「西本願寺布教場」太田覚眠3日露戦争勃発時のウラジオストクにおける官と民、4シベリア出兵時のウラジオストクにおける官と民、シベリアに生きた一日本人ー都築小三治のこと、1中野二郎とシベリア情報収集団、2都築小三治の見たウラジオストク、3シベリア奥地へ、4チタからの手紙、5中野二郎あての手紙、6イルクーツクへ、7日露戦争・小三治の結婚、8イルクーツクと日本人、9ボタイボ金山、10都築小三治の帰国と当時のイルクーツク、わたしのシベリア抑留記から、バム鉄道、毒草を食べた上等兵、尻の肉で健康診断、もうシベリアから帰れない、タイガー沈黙の樹林、雑草入り高粱の御粥、小隊長は草原の民、すべては時と共に来る、三人足りない、天然の牢獄への逃亡日本人は同胞の肉を、血の中に横たわる一人、人間であることをやめたい、シベリア随想、ウオッカの校用、猟犬アブレッグの死、ニーナの思いで、日本人とシベリア女性、ユカギルの葬制、シベリア諸民族と客の歓待、シベリア精霊像収集の旅、加藤九祚の歩んだ道、加藤九祚について知りたい方におススメ、
感想
過酷な抑留生活体験記、生き延びたのはロシア語の習得と環境に適応させたこと、
まとめ
シベリア記、明治初頭の沿海州における日本・朝鮮・ロシアとの出会い、ウラジオストクにおける日本の官と民、シベリアに生きた日本人、わたしのシベリア抑留記、シベリア随想、足跡を考察、シベリアに渡った人々、抑留記、エッセイ構成、
抑留