レビュー・革命と住宅

ソ連住宅の歴史と亡霊建築論を通じてソ連の過去を読み解く、著者は本田晃子、岡山大学社会文化科学研究科准教授、東京大学大学院総合文化研究科修了、博士、専門はロシア建築史、表象文化論、著書に「天体建築論」他、

概略

革命と住宅からドムコムーナ、社会主義的住まいの実験、コムナルカ、社会主義住宅のリアル、スターリン住宅、新しい階級の出現とエリートのための家、フルシチョーフカ、ソ連型団地の登場、ブレジネフカ、ソ連型団地の成熟と社会主義住宅最後の実験、亡霊建築論(建てられなかった建築)からロシア構成主義建築とアンビルトのプログラム、ソ連映画のなかの建築・あるいは白昼の亡霊、スターリンのソヴィエト宮殿・あるいは増殖する亡霊、フルシチョフのソヴィエト宮殿・あるいは透明なガラスの不透制について、ブロッキーとウトキンの建築博物館・あるいは建築の墓場、ガラスのユートピアとその亡霊、革命と住宅のリアルを考える人におススメ、

感想

ソ連の解体、維持管理費用が住民負担、修繕必要な住宅放置、住宅購入に消極的、大多数の都市住民はぎゅうぎゅう詰めの住宅に暮らす、

まとめ

ロシア連邦憲法は住宅を持つ権利を保障しているが、住宅確保は難しい、体制は変わっても欠陥だらけの公的住宅政策のツケを払わされるのは家族である、

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