レビュー・楽しい政治

知ることから始めて楽しい政治を、二つの知ることを設定、歴史的経緯とコミニュケーションを考察、著者は小森真樹、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、武蔵大学人文学部准教授、文教大学アメリカ研究所員、著書「人文学のレッスン」他

概要

第一部つくられた歴史から構造を知る、           集会と虐殺ーパブリック・ヒストリーが開いた負の歴史、「ウオッチメン」HBSドラマ・アメリカ‣2019年、タルサ人種虐殺と歴史の記憶、パブリック・ヒストリーが開く負の歴史ーコミック・映画・ドラマ、コンクリートジャングルのカウボーイー歴史修正の功罪、コンクリート・カウボーイ・本当の僕は・NETFLIX映画・アメリカ・2021年、歴史の偏りをなくす、歴史修正主義と否定論を区別する、修正主義者的西部劇、当事者が語る歴史、楽しくない正しさから楽しい政治へ、パブリック・ヒストリーによるアクティヴイズム、映画が伝えるフィラデルフィア、妖怪と差別ートラウマと人種主義を楽しむ倫理「ゼム」AMAZON・PRIME・VIDEOドラマ・アメリカ・2020年、人種差別という妖怪、見えざる住まいの境界線、彼らに埋め込まれたトラウマと契約、ブラックフェイスが白人の怒りとして現れる、内なるホワイトフェイスと戦う、日本で人種差別を考える、妖怪は楽しむべきものか、ビデオと映画ー共感の普遍化と構造による人種差別、「ユダ&ブラック・メシア・裏切りの代償」アメリカ・2021年、われわれはどう生きるか?教科書編・ミュージックビデオで歴史を学ぶ、物語編・世代をつなぐ女性のパワー、他者への共感と構造による人種差別という視座、「トイ・ストーリー」はフェミニズム映画かーMeTooと進化するアメリカン・アイデンティ、「トイ・ストーリー4」アメリカ・2019年、アイデンティティ神話としての「トイ・ストーリー」、アメリカン・アイデンティテイを語るモチーフ、虚実ないまぜに描く戦後アメリカおもちゃを多様化し・価値観をアップデートする、フェミニズム神話「トイ・ストーリー4」、アイデンティティの選択肢-解放・脱出・トリックスター・被害者、神話の功罪、MeToo後に問う「トイ・ストーリー2」の罪、注釈付きで残す、ともに夢見るユートピア―反省と未完のプロジェクト「アメリカ」、「アメリカン・ユートピア」アメリカ‣2020年、「ヒート」と「クール」のバランス感覚、歴史を今につなぐ「プロテクト・ミュージカル」、社会を語る・ともに語る、自分の今を見せ・歴史を語り直す、評価・再演とコロナ禍の変奏、他/人を語る、選挙の前に観るアートミュージカル、「アウトサイド」の国―周辺から裏返す「ノマドランド」のアメリカ、「ノマドランド」アメリカ・2020年、Oscars・StillsoWhite、「ノマドランド」にみるアメリカン・アイデンティティ、イエー型からはみ出す「住まいとくらし」、シゴトーワーキングは・なぜ2000年代後半に増えたのか、タビー「主体的に」旅して集う、見えざるアメリカの作り手を映す、演技・代弁=表象ーなぜ当事者キャスティングか、代表=表象ー雇用機会としてのキャスティング、クロエ・ジャオのスタイル、「はみ出し者」から「アメリカなるもの」を裏返す、                   第二部つくる現場からコミュニケーションを知る、      アメリカのカーデモーコロナ禍のフィールドで声を上げる、コロナ禍と社会運動、反ロックダウンと反マスク、フィールドに出る工夫、アメリカ合衆国とカーデモ、クルマで声を届ける自由、代々木のデモのエスノグラフィーーフィールドをつなぎ、見えないものに目を凝らす、若者・インターネット・バイリンガル、ピースフルで祝祭的、日本のブラック・ライブス・マター最大の規模のデモ、誰が参加できなかったのか、見えないものに目を凝らすこと、モニュメント・ウオ―ズー記念碑をめぐる闘争と記憶する社会運動、命の人種間格差、モニュメントを撤去して歴史を書く、失われた大義のカルトー現在に続く奴隷制と白人至上主義、モニュメントの歴史をリクレイムする、奴隷制を引き下ろす、アートミュージアムで「われわれブリストル」の歴史を書く、「国を超える/超える」デジタル・パブリック・ヒストリー、日本のモニュメント・ウオ―ズ「表現の不自由展」、タブーをつくる戦術、無関心がタブーと不自由、言葉のモニュメントー形のない記念碑で記憶する、数字が記憶にイメージを与える、名前を変えるという政治、黒人の悲劇を記憶し歴史を変える、暴力を省みる名称変更と消費者運動、ディズニーが盗んだ黒人史ースプラッシュ・マウンテン、先住民のスポーツチームとマスコット、蔑称化するR-word,民族呼称とアプロプリエーション、ジェノサイドの記憶に声をあげる、文化人類学の遺産の負の側面、かえりみるミュージアム―博物館で/を植民地の歴史から脱する、男=人間からわれわれ、日本における博物館の脱植民地化、ミュージアムで進む文化財の返還、ユニバーサリズムの暴力、みんなで決める公共空間の使い道、話をする・言葉を貯める、KポップファンのコンヴァージェンスなBLM-ハッシュタグ・ハッキングと正義の荒らし、フロイド事件以後のハッシュタグ運動、ハッシュタグをハックするーKポップスターとファンの抗議法、ダラス市警VSポップファン、「アメリカをもう一度偉大に」集会へのチケット空予約攻撃、ソーシャルメディアという流動する現場、つながるネットと現場ーフィールドの変化と声をあげられことの是非、オルタナ右翼のカエル神ーペペ右翼化事件に見るミームの兵器化とSNSの戦場化、映画「フィールズ・グッド・マン」、ミームというコンヴァージェンスなネット文化、ネット社会のアイコン=イコンをめぐる物語、ペペがミームとして拡散した理由、アイコンをイコンに昇華するネットコミュニケース、オルタナ右翼と大統領が盗んだペペ、盗まれたペペを奪還する、ペペを無害なアートに転用する、場の権力関係を考えるー文化のアプロプリエーション=盗用/奪用/転用、魔術を生む技術ーユニフォーム・メディア・ネーム、旧右派の文化装置ー進化論を否定するオルタナ科学の博物館、言論の戦術としての両論併記、兵器化と戦場化ー言語空間に対話はあるのか、クリスチャン文化産業という楽しい政治、ビジネスの戦略としての思惑、映画やドラマを通じてアメリカの社会課題を知りたい方におススメ、

感想

楽しい政治としてアメリカをケーススタディ、映画やドラマからつくられた歴史を知り、カーデモやミュージアム、SNSからつくる現場を知る、

まとめ

つくられた歴史から構造を知るから集会と虐殺、コンクリートジャングルのカウボーイ、妖怪と差別、ビデオと映画、トイ・ストーリーはフェミニズムか、ともに夢見るユートピア、アウトサイドの国、                          つくる現場からコミュニケーションを知る、アメリカのカーデモ、代々木のデモのエスノグラフィー、モニュメント・ウオ―ズ、言葉のモニュメント、かえりみるミュージアム、KポップふぁんのコンヴァージェンスなBLM,オルタナ右翼のカエル神を考察、知ることと楽しさをつなげて社会への関わり、政治への間口を広げる、

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