レビュー・武士の介護休暇

武士の介護休暇を取り上げ、次に江戸期の老いに対する価値観、介護の実情をまとめた、著者は崎井将之、首都大学東京大学院社会科学研究科後期博士課程単位取得退学、フリーライターとして活躍、

概要

江戸時代の介護事情―介護休暇を取った武士、日記に残された武士の介護、武士が利用した看病断という介護休業制度、武士の近距離介護、看病断の申請手順、当時の要介護状態となる原因とはー孝義録から読み解く、なぜ幕府は孝行を重視したのか、江戸期の日本人に多かった眼病‣盲風で半身麻痺に、江戸時代の認知症、庶民層の介護の実態、オランダ人医師ポンぺが見た貧困の中の介護、非血縁者による介護、江戸時代の老いの捉え方、時代によって変わる高齢者区分、江戸時代の高齢者人口は、江戸時代では何歳から高齢者、生前相続としての隠居、高齢でも働かされた武士、庶民の隠居事情、早期リタイアを夢見た人々、養生訓・鶉衣に見る老い、江戸時代以前の老い―古代~中世期の高齢者観、古代~中世期では何歳から高齢者、高齢世代まで生きられた人はどのくらいいた、尊敬の対象・強者としての高齢者、高齢者は神に近い存在、万葉集における老いの見方、枕草子・方丈記・徒然草における高齢者観、変化する理想の老後、若く見られたがる愚かさについて、江戸時代とは異なる古代~中世における高齢者観江戸時代以前の介護事情ー古代~中世期の介護、当時の要介護状態となる原因とは、老いた親が鬼になる、中世期の脳卒中、白内障で失明、身内が介護しないと批判の対象に、見捨てられた老人を介護した女性の正体、身内がいない貧しい要介護者の末路、古代にも存在した驚きの介護制度、律令制度の要介護区分、ケアをすれば功徳を積める、名も知らぬ老僧を介護して家を得る、身寄りのない高齢者の介護‣看取りの実情、古代~中世期の姥捨て、親を捨てた人々の物語、「運搬用具型」の姥捨て物語、「老親の知恵型」の姨捨物語、「老親福運型」の姥捨て物語、「枝折り型」の姨捨物語、救われる老親と棄老の実情、当時の人々が介護をした理由とは①愛情や感謝ー情の論理、②中国からの影響ー儒の論理、③仏教からの影響ー仏の倫理、④ギブアンドテイクー互酬の論理、四つの論理の弱点と介護放棄、江戸時代の介護に向かわせる価値観、江戸時代に身寄りのない高齢者はどう介護された、地域社会で高齢の要介護者を支えるべし、幕藩による高齢者の救済制度、幕府による朱子学の採用と孝・長幼有序の重視、武士・庶民への儒教・朱子学の教化、老親ケアを救えた出版物、当時の人々を介護に向かわせた価値観とは①老親や主人への愛情・感謝ー情の論理、②まずは家の中で対応を―家の論理、③家で対応できないときは地域でー地域社会の論理、④幕藩が教化ー儒の論理、介護放棄の実例、日本は老いとどう向き合ってきたかを知りたい方におススメ、

感想

武士の介護休暇があり、介護と向き合ってきた物語、

まとめ

江戸時代の介護事情、江戸時代の老いの捉えかた、江戸時代以前の老い、江戸時代以前の介護事情、古代~中世期の姥捨て、江戸時代の介護に向かわせる価値観を考察、江戸時代までの日本の介護物語、

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