幕府から送金業務を委託された三井は基本的に金貸し業を主軸、信用調査と奉公人の活躍を考察、著者は萬代悠、関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、大阪市史料調査会調査員を経て三井文庫研究員、著書は「近世畿内の豪農経営と藩政」他、
概要
事業概要、開業と業績、主力融資ー延為替貸付、多様な融資方法、組織と人事、店舗の立地とそれを取り巻く経済状況、奉公人の昇進と報酬、信用調査の方法と技術、聴合から成約までの流れ、都市不動産の時価と立地調査、動産の品質と情報収集、顧客たちの悲喜こもごも、不和・紛争・悪評を招いた不品行、ギャンブル中毒・横領癖・身の程知らず、遊女に足繫く通う顧客たち、データで読み解く信用調査と成約数、契約の口数と特徴、顧客の特徴、信用調査の成果と行く末、三井家の信用調査の技法と法制度に関心ある方におススメ、
感想
大坂両替店の金融業は、権力に接近保護を得た特権的商人の姿であり前近代的な構造で成り立っていたといえる、
まとめ
事業概要、組織と人事、信用調査の方法と技術、顧客たちの悲喜こもごも、データで読み解く信用調査と成約数、