本書は2020年7月8日の安倍晋三暗殺事件で明らかになった自民党の統一教会汚染を追求したものである、著者は鈴木エイト、日本大学卒業、2009年創刊「やや日刊カルト新聞」副代表・主筆を経て2011年よりジャーナリストとして活動、宗教と政治、カルト・2世問題等を取材、前著「自民党の統一教会汚染追跡3000日」がベストセラーになる、
激動の300日
暗殺事件が全てを変えた、事件以降の激動、国会議員リストの作成、空白の30年、何ら解決されていない、裁判はどう展開してゆくのか・山上被告、
追撃編
1問題隠蔽との闘い、山上の犯行、事件当日の覚悟、伏せられた教団名、欺瞞会見への対抗策・臨時記者会見、コメンテーターの言説に危機感・報道内容、裏取引の疑惑「自民党の統一教会汚染3000日」、奈良県警側の「思い込んで」発言、「#鈴木エイトを出せ」投稿をツイート、
2圧力との闘い、自民党は報道を牽制、メディア出演への経緯・提供:鈴木エイト、取材が集中、教団が慌てた内部映像・梶栗の説教映像、メディアへの圧力、サンジャポンとミヤネ屋へ生出演、安倍のビデオメッセージ依頼者・梶栗、教団会見での「異議あり」、書籍出版へ、教団のメディアコントロール・報道に対する法的手段等、9割が「知らなかった」の欺瞞・自民党、政治家からの圧力・山際大臣、メディアの温度差、思想的な共鳴から・安倍と教団、政治家と教団からの名指し・「鈴木某」、教団内部会議のデータ流出
3終わらない闘い、書籍発売「自民党の統一教会汚染追跡3000日」、教団の悪あがき、祝福2世小川さゆり氏の会見、解散命令請求への動き、安倍派重鎮の矛盾・世耕幹事長の名誉棄損裁判、地方自治体や国への牽制、年明けも続く闘い、自民党本部に10人の勝共連合メンバー、問題意識の共有、
共闘編
ひろゆき×鈴木エイト「自民党の自主点検はあまりに杜撰」安倍元首相は存命でも名前が出ない、わざと支持率を下げたいのか、「マザームーン」がリストにない、安倍元首相に汚名をかぶってもらう、疑惑の中枢はごく数人、菅さんはもっと追求されるべき、「対談後記」統一教会と政治家の関係性追求できていない、
紀藤正樹×塚田穂高×鈴木エイト「妨害や誹謗中傷に負けず・問題を訴える」、同じ轍を踏んではいけない、尾行・撮影・嫌がらせ電話田中会長も被害者のひとり、「対談後記」反社会的団体と政治家との関わりの問題を論拠で示す、被害者の範囲
江川紹子×鈴木エイト「解散命令請求に向けて」、聞き手は森健、消費者庁の報告書、オウムの前例、「カルト教育は心のワクチン」社会はどう受け入れるか、「対談後記」被害者救済法の制定は性急にすべきではなかった、弊害が大きい、
太田光×鈴木エイト「教団擁護の”壺芸人と呼ばれて」末端の信者を切り捨てていいのか、「太田は洗脳されている」、山上は凡庸な殺人者、ビデオセンターで羽交い絞めに、「対談後記」問題教団の信者を”排除”するだけでよいのか・2世問題、
宮﨑哲也×小川寛大×鈴木エイト「今後の政治と宗教はどうなるのか」救済法案で残された課題、北朝鮮とのつながり、創価学会への飛び火、「対談後記」統一教会による悪質な財産収奪を取り締まる法律を作るべきだった、法律は浅く規制し「全て解決した」空気感
深層編
1山上徹也からのメッセージ、「真摯な絶望」、「社会変革者」という見方、2世たちの苦悩、自己投影される「山上徹也」、動機面の担保・安倍と教団、事件前のメッセージ・ツイッター・若者の自殺・基本的人権等、メッセージは2通・カルト新聞と統一教会、情状減軽か加重要件か、これから・被害者を銃撃犯として放置、負の連鎖断ち切る
2鈴木エイトが誕生するまで、最初のきっかけ・教団の偽装勧誘とビデオセンターでの救出、ブロガーからライターへ・8エイトと名乗る、ジャーナリストとして・「FORUM21」寄稿から、単なる”正義感”ではない、納得いかないことには抵抗、嬉しい報せの一方、
どうすれば問題は解決するのか
多角的な検証が必要、メディアの矜持、統一教会と自民党との共存関係、政治家の責任、「反カルト法」の制定議論、政治家の劣化、メディアとジャーナリズム「カルト団体の被害者が起こした重大な事件」、
まとめ
激動の300日、追撃編、共闘編、深層編、どうすれば問題は解決するのかで構成、良き編集者との出会い、カルト問題に取り組んできた仲間との出会いが大きい、孤独な闘いから共闘へ追求は続く、