レビュー・落語の地図帳

江戸切絵図で旅する噺の世界を紹介、著者は飯田泰子、編集者、企画集団エド代表、江戸の庶民の暮らしにかかわる、編著書は「江戸あきない図鑑」他、

概要

江戸御内府豆知識ー天下の城下町江戸は意外に小さかった、江戸の建設、江戸は一日にして成らず、物流を担う水路と武家・町人の居住地、江戸の範囲、境界の公式発表は江戸開府から200余年後、境界の線引きには二通りあった、五街道最初の宿場は御内府の玄関口、江戸切絵図、実用に徹した江戸の住宅地図、武家屋敷ナビに便利・空前のヒット、見るだけでも楽しい
、落語の舞台、何が起きるのかは浅草・神田・日本橋、主人公の暮らす裏長屋・表通りのお店、道端・盛り場・色町でもひと騒動、江戸城周辺ー将軍家が暮らし、政をする千代田の御城、江戸城、本丸大広間は、厳粛な儀式の場、内桜田、大大名の屋敷が並ぶ大名小路、番長・麹町、番長は旗本衆・麹町は町人の居住区、外神田、霞が関界隈は・そっくり官庁街、御三家、噺にも登場する尾張VS紀州、日本橋・神田ー天下の下町日本橋は、江戸一番の商店街、本町・室町、大店が軒を連ねる大通り人形町界隈、粋筋が集まる人形町通り、堺町・葺屋町は通称二丁目、両国界隈、江戸最大の盛り場・両国広小路、納涼の時季には人が溢れる両国橋、舟遊びの拠点・柳橋、御内府の宿は馬喰町に集まる、一口に神田といっても広うござんす、内神田、同業の職人が集まった神田の町々、出身国を冠した由緒ある町・三河町、噺に登場する三河町住人、筋違橋の南は青物の町浅草から千住へー街道沿いに御上の米蔵が並ぶ御蔵前、御蔵前、まるで梳き櫛のような浅草御蔵、ひと騒動が起こる御蔵前の大通り、蔵前八幡、大相撲の聖地・蔵前八幡、吾妻橋、浅草・本所を結ぶ大川橋・通称吾妻橋、吾妻橋は身投げの名所、老若男女が集う江戸隋一の盛り場、浅草寺・吉原、浅草寺、物日でなくてもお祭り気分、寺を囲んで・商家もあれば長屋もある、三座の芝居は猿若町・大道芸は浅草寺の奥山、根岸の里、江戸の風流人が大集合、噺の世界では怪しい事件も起きる、吉原、出入り口は大門ひとつ、大夫の中は高尾太夫、大見世の看板・花魁は高嶺の花、色町」の悲喜こもごも、千住、橋を渡れば江戸にお別れ、下谷・湯島・本郷ー寛永寺に参拝の上様御一行が通る御成道、寛永寺、桜は静かに愛でるもの、下谷、お山の下は御内府有数の繁華な地、不忍池、雪見で一杯・蓮見で一杯、街道沿いの一等地は大大名のお屋敷が続く、湯島、菅公にあやかりたい人が溢れる初天神、芝居に富くじ・湯島天満宮は娯楽満載、本郷、本郷もかねやすまでは江戸の内、王子、日帰り游山の王子は・狐も狸も出る、日本橋南・品川ー超一流の大店が軒を連ねる東海道の出発地、日本橋通、御用達商人、職人、文化人が暮らす町、銀座、正式には新両替町・またの名は銀座町、永代橋、深川へ渡る隅田川河口の橋、佃島、渡し船で行き来していた漁師の小島、京へ上る海辺の道・東海道を往く、愛宕下、愛宕山下は外様雄藩の大名小路、芝、街道沿いの町々はめ組・み組の縄張り、高輪、海辺の高台は寺と大名家の下屋敷ばかり、目黒、江戸御内府だったりなかったりする目黒界隈、品川、日本橋から二里・海浜の保養地でもあった品川、敷居の高い北の吉原・手軽に遊べた南の品川、隅田川東岸ー川を挟んで住み分けきっちり・武家町民が共に暮らす深川・本所、深川、相撲・富くじ・御開帳・娯楽満載の深川八幡、深川・本所、備えの資材置き場が色々あった深川・本所、本所、直参旗本・御家人の屋敷がひしめく本所、向島、花の名所は数々あれど・庶民人気の筆頭は隅田河堤、江戸切り絵で旅する噺の世界を知りたい方におススメ、

感想

江戸切絵図から江戸の人々の豊かな暮らしが復元できた、楽しい、

まとめ

豆知識、江戸城、日本橋・神田、浅草から千住、下谷・湯島・本郷、銀座・品川、隅田川の噺を網羅、暮らしと遊興を復元

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