本書は日本茶のすべてを解説した最新テキストであり、日本茶検定公式テキストでもある、企画編集はNPO法人日本茶インストラクター協会、
お茶のプロフィール
1茶はいつから飲まれている、伝承にみる茶の起源、茶の原産地
2茶の正体とは、学名・チャの特徴、茶の呼び方のいろいろ、3茶にはどんな種類がある、茶の分類、醗酵させない茶・緑茶、醗酵させる茶・紅茶と烏龍茶、4煎茶以外の主な日本茶は、日本茶の代表選手・普通煎茶、まろやかで・おだやかな渋み・深蒸し煎茶、最高級のお茶・玉露、日常のお茶・番茶、勾玉のようなお茶・玉緑茶、香ばしさが命焙じ茶と玄米茶、5日本茶の専門家とは、日本茶インストラクター・日本茶アドバイザー、日本茶大使、
お茶の成分
1お茶の味を決める成分は、主に4つの要素からなるお茶の味、お茶の種類いによる味の違い、2お茶の苦味や渋味の素は、カテキン類、カフェイン、3お茶のうま味や甘味の素は、テアニンなどのアミノ酸類、糖類・ペクチン、4お茶の色と香りの素は、お茶の色はなぜ緑色か、お茶を淹れた時の液の色、おちゃの香りの素となる成分、緑茶と紅茶・烏龍茶の香りが違うわけ、
お茶の健康効果
1お茶が健康に良いのはなぜ、お茶は「万病に効く薬」だった、お茶は保健機能食品、2お茶特有の健康成分とは、カテキンは健康成分の代表、テアニン・その柔らかな働き、お茶が愛飲されてきた原点・カフェインの効能、お茶のビタミンCが壊れない理由、3お茶は生活習慣病を予防する、抗酸化作用、高血圧予防作用、コレステロール値の上昇抑制作用、肥満予防作用、4他にもあるお茶の健康効果は、抗アレルギー作用、認知症に関する作用、お茶の強い殺菌効果、お茶をよく飲むとウンチが臭くならない、インフルエンザ・風邪予防、虫歯・口臭予防
お茶のおいしい淹れ方
1お茶を淹れるポイントは、おいしさとは、湯の温度と浸出時間が味の決め手、お茶の種類で淹れ方を変える、2お茶に合う水とは、軟水か・硬水か、湯の沸かし方、3お茶の淹れ方の基本は、基本となる煎茶の淹れ方、冷茶の淹れ方(水出し茶)、4お茶をもっと愉しむコツは、お茶の選び方、お茶の保存方法、茶器の選び方、
チャの育て方
1チャを育てやすい条件とは、にほんにおけるチャの北限、チャが育ちやすい気象条件、チャが育ちやすい土壌、2チャの品種にはどんなものがある、品種の選び方、主な品種の特性、3チャはどのように育つ、チャの生育と茶園管理スケジュール、チャの繁殖方法、4葉を摘み取る方法は、摘採方法のいろいろ、摘採時期の判断方法、摘採時期による品質の違い、5チャの樹を刈るのはなぜ、整枝と剪枝、チャの樹に覆いをかけるのはなぜ、被覆栽培の効果、被覆できるお茶の種類、6肥料の役割は、施肥と肥料の種類、三大要素の働き、施肥する肥料の量はどうやって決めるか、適切な肥料の量と施肥の時期、7チャにはどんな病気や害虫がある、主な病気と害虫、安全な農薬使用について、有機栽培茶、8茶園を襲う気象災害とは、気象災害と発生する条件、凍霜害の対策、
お茶ができるまで
1お茶はどのように作られれる、手揉みで作るお茶、いろいろある殺青方法、2煎茶や玉露はどのように作られるか、機械で「煎茶」を作る、3仕上げの工程でのあらまし、荒茶を仕上げ加工する、4煎茶以外のお茶の作り方は、深蒸し煎茶の製造法、抹茶の製造法、釜炒り製玉緑茶の製造法、蒸し製玉緑茶の製造法、焙じ茶の製造法5醗酵茶の作り方は、醗酵茶の製造法(紅茶)、半醗酵茶の製造法、後醗酵茶の製造法、
お茶の審査
1お茶の審査とは、お茶の何を審査するのか、審査に必要な道具、2外見の見方とは、形状の味方、色沢の見方、3内質審査の方法とは、香気の見方、水色・滋味の見方、4科学的審査方法とは、分析機器による審査、
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お茶の生産・流通・消費
1全国各地の茶所のお茶の銘柄とは、お茶の産地と銘柄の関係、2お茶を日本一生産している県は、お茶の生産量と栽培面積、お茶の種類別生産量、茶器による生産量、3お茶の流通の仕組みは、お茶の流通経路、緑茶の表示基準、お茶に関する法令、4日本で一番お茶を飲む地域は、お茶の消費量、ペットボトルのお茶の動向、5お茶のゆしゅつにゅうの状況は、お茶の輸出状況、お茶の輸入状況、6世界で最も茶を飲む国はどこ、世界の茶の生産と消費、
お茶の歴史と文化
1お茶の歴史年表、2古代のお茶、日本最古のお茶の記録、奈良・平安時代のお茶、3中世のお茶1、栄西が記した日本最古の茶書、宇治茶の始まり、鎌倉時代の喫茶法、4中世のお茶2,会所の茶、侘茶の発展、5中世のお茶3、千利休の登場、茶の湯と秀吉、6近世のお茶、茶産業の発展、煎茶と玉露の誕生、お茶の輸出の始まり7近代のお茶、お茶の輸出の隆盛、アメリカ市場と茶業組合設立、お茶産業近代化への道、大正・昭和初期ののお茶、8現代のお茶、お茶の内需と輸出入、手軽に飲めるお茶の台頭、
お茶の話あれこれ
1歴史を物語る地方の茶、日本各地に残る伝統的なお茶、2地方ならではの振り茶、泡立てて飲む庶民のお茶、3お茶をめぐる民俗、茶入れに使う結納茶、新茶の季節のお茶摘みさん、畑の境界と土留めに使われたチャ、4お茶にまつわる言葉や歌、お茶にまつわる諺や慣用句、お茶にまつわる歌、5最も古いお茶の本とは、世界最古の茶書「茶経」、日本最古の茶書「喫茶養生記」、6お茶の新しい世界、特殊な加工を施すお茶、お茶の新しい用途、7全国でお茶関連施設、ふじのくに茶の都ミュージアム、入間市博物館、
まとめ
お茶のプロフィール、成分、健康効果、おいしい淹れ方、育て方、お茶ができるまで、審査、生産・流通・消費、歴史と文化、お茶の話あれこれを解説、おいしいお茶をいただきましょう、