海外4カ国、23年で過ごした経験から、日本人の海外移住について分析を行い、日本の将来について考察、著者は大石奈々、メルボルン大学アジア研究所准教授、移民政策学会理事、ハーバート大学大学院社会学研究科博士課程修了、専門は日本研究・移住研究国際社会学、
概要
日本人の海外移住の歴史、海外における日本人コミュニティの形成、鎖国時代、明治時代の海外移住、国策としての海外移住の拡大、戦後の海外移住、ライフスタイル移住潮流、バブル経済の崩壊と海外駐在システムの変化、より良い老後を求めて、震災・富裕層・コロナ禍、日本の人口減少と世界の移民政策ー移住をめぐる構造変化、人口減少の影で、海外在留邦人の数は、ジェンダー的側面、国籍を維持する日本人、高い賃金が目的か、グローバルな移民政策の変化、デジタルノマドの出現、シチズンシップの商品化、富裕層の海外移住、暗号資産とシン富裕層の海外移住、若者たちの海外移住ーワーキングホリデーの光と影、内向きではない若者たち、留学の代替えとしてのワーキングホリデー、人気の滞在国、渡航動機の四類型、ノマド化する若者たち、ワーキングホリデー・ビザで働くことの意義と課題、ビザ延長のための農場労働、グレーゾーンなオーペア、忍耐する若者たち、コロナ禍と物価急騰の打撃、より良いワーキングホリデー経験のために、自己実現と生きやすさを求めて、ライフスタイル移住、ワーク・ライフ・バランスを求めて、アジアで活躍する技術者たち、北米に向かうITエンジニアたち、研究者たちが海を渡る理由、年功序列と職場ヒエラルキー、よりダイナミックな市場へ、国際結婚する女性たち、多様な家族の決断、育児ストレスからの解放、女性が働くことの難しさ、離婚をきっかけに海外へ、性的マイノリティが抱える生きづらさ、日本が抱えるリスクと不確実性、2011年という転機、長期的な災害リスク、安全保障リスク、長期的な経済リスク、リスク回避としての教育移住、個性の尊重、グローバル・コンピテンシー、退職者移住と介護移住、移住先の選択ー文化から税制まで、日本人の希望と決断、英語圏と多文化環境、日本との文化的・物理的な距離、治安、気候と自然環境、物価、税制、投資・起業の環境と社会的ステータス、市場の若さという魅力、狭い就労の選択肢、資格認定と就労ビザの壁、各国の条件、日本語で働ける就労オプション、教育移住先の選択肢、学費の制約、狭まる退職者移住の選択肢、海外移住の影ー永住のハードルと移住後のリスク、永住権を持つものと持たざる者の格差、コロナで露になったリスク、急な政策変更に翻弄される永住計画、悪徳業者の存在、永住が保証されない永住権、国籍離脱がもたらすジレンマ、物価の高騰と生活水準、医療問題、差別という壁、国際結婚の破綻とハーグ条約、海外におけるキャリアアップの難しさ、年金という陥穽、退職移住のリスク、人生の最終ステージをどこで過ごすか、日本の未来と政策の選択肢ー誰もが住み続けたい日本へ、海外移住者が増えるメリット、帰国者の増加とメリット、富の流失、頭脳流失、複数国籍の経済効果、外国人の流入超は続くか、より生きやすい社会をめざして、世界のデイアスポラ戦略、グローバルな交流人口と関係人口、アフィニティ・ディアスポラの潜在力、海外移住を考える方におススメ、
感想
旅をしながら数々の体験ができる魅力で、問題は家賃、日本の生活メリットも考察、
まとめ
日本人の海外移住の歴史、日本の人口減少と世界の移民政策、若者たちの海外移住、自己実現と生きやすさを求めて、日本が抱えるリスクと不確実さ、移住先の選択、海外移住の影、日本の未来と政策の選択肢を考察、留学の代替えとしてワーキングホリデー、自己実現を求めて選択と永住権の光と影、