マイマイは美味いのか

埼玉県から沖縄の「あわい」の世界に出入りして存在が気になったのがカタツムリ、本書はカタツムリと人との関係史である、著者は盛口満、千葉大学卒業、自由の森学園教員・NPO法人珊瑚舎スコーレ教師・沖縄大学長を経て沖縄大学教授

カタツムリと私たち

「よっこいしょういち」、横井正一とアフリカマイマイ、カタツムリとの関りを探る、私たちの認識、カタツムリは虫か、カタツムリ=ヤドカリ説、ナメクジの分類学的位置づけ、カタツムリの個有名、学生たちの認識の例、アフリカマイマイは毒、カタツムリを踏んだことってある、カタツムリの定義、緑のカタツムリ、足元のカタツムリ、

ヤマトにおけるカタツムリと人

柳田国男「方言周圏説」、蝸牛歌、カタツムリを食べる、薬用としてのカタツムリ、キセルガイの仲間の利用、夜泣きの貝、信仰の対象、

琉球列島における呼び名と遊び

琉球列島でのカタツムリの呼び名、沖縄諸島の呼称、八重山諸島の呼称、宮古諸島の呼称、徳之島におけるカタツムリの呼び名、琉球列島の蝸牛歌、同一地域内での呼び名、カタツムリの墓、チンナンオーラセー、時代による変化、

カタツムリ食の文化

無人島漂流記、朝鮮人漂流記の中のカタツムリ、朝鮮人漂流記の島々、ヌングン島とタングンジマ、与那国島のカタツムリ食、西表島・波照間島、黒島のカタツムリ、石垣島ではカタツムリを食べていた、小豆島と竹富島のカタツムリ食、宮古諸島でも汁にして、沖縄島ー南部ではアンダンスーなどにして、沖縄島周辺離島の利用例、沖縄島のカタツムリ―食ついて聞き取った話、遺跡のカタツムリ諸島では、実食、世界のカタツムリ食、薬用やお守りとして、

異世界をまたぐカタツムリ

「害虫」でもあり「食材」でもあった、民謡の中のカタツムリ、「永遠」の歌とカタツムリ、あの世とこの世を行き来する者、虫送りとカタツムリ、カタツムリとアニミズム、虫払いの変容、妖怪とカタツムリ、

カタツムリの島

夜間中学生の語りから、モービルてんぷらとアフリカマイマイ、アフリカマイマイは天与の恵み、アフリカマイマイに関する聞き書き、導入の経緯、寄生虫の媒介、南洋諸島のアフリカマイマイ、グアム島探訪記、グアム島のカタツムリ、引き起こされる危機、大陸島と海洋島、ハワイのカタツムリ、カタツムリの歌、ハワイにおける危機、太平洋のカタツムリたち、

無人だった島々のカタツムリ

大東諸島、ウファガリジマ、南大東島の歴史歴史、大東諸島のカタツムリ、北大東島でのカタツムリ、南大東島での探索、大東島のカタツムリの危機、過去を覗く窓、

カタツムリの島

常世のカタツムリ、低島への興味、生物文化多様性、日本のグアム、カタツムリの島、与論島の生物文化多様性、島を超えたつながり、与論島の妖怪、与論島の生き物の謎、与論の名を冠するカタツムリ探し、化石カタツムリの意味、与論島のカタツムリ利用、

まとめ

カタツムリと私たち、ヤマトにおけるカタツムリと人、琉球列島における呼び名と遊び、カタツムリ食の文化、異世界を跨ぐカタツムリ、アフリカマイマイは害虫か・天与の恵みか、無人だった島々のカタツムリ、カタツムリの島を辿り、カタツムリが多様な人々と関係があった生き物であることを迫ったものである、

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