尖閣諸島領土化を狙う中華人民共和国、ナゴルノカラバフの「戦訓」も得て本書は侵略拒否力の盤石化を説いたものである、著者は兵頭二十八、陸上自衛隊勤務、神奈川大学英語英文科卒業、東京工業大学博士前期課程（社会工学）修了、現在は作家・評論家
ナゴルノカラバフの戦訓が教えてくれたこと
ナゴルノカラバフ紛争が軍事関係者に与えた衝撃、大活躍したトルコ製の攻撃型無人機「バイラクタルTB2]、自爆型ドローンによる戦略的ハラスメントの厄介さ、リビアでロシア軍の装備を相手に経験を積んだ、金満武器輸入国・アゼルバイジャン、イスラエル製のグレーゾーン多用途無人機、ロシア軍の電子妨害トラックとイスラエル製無人機の死闘、無人機にSEAD（空爆露払い）をさせる時代―イスラエル製自爆ドローンの系譜、抜きんでた成功例ーSEAD用無人特攻機「ハロブ」、政治的ステルス兵器としての無人機、GMLRSの代役は無理だった「ファイアシャドウ」無人特攻機、
中国が尖閣に手をだせなくなる陸自の装備体系とは
「ハロブ」を尖閣諸島防衛に使ったらどうなるか、先島群島から尖閣海域を火制できる「LORA]について、無誘導の155ミリ砲弾は、塹壕陣地に対して無力だ、余談ーイスラエル技術者の移入はなぜ優先事項か、ベトナムが島嶼防衛用に採用した精密火力「エクストラ」遠くから「魚釣島」を制圧できる・米軍採用済の小型自爆機「スイッチィブレード」、「人間の盾」も許さない・精密攻撃力、自爆無人機は・戦術ミサイルよりもコストが下げられる、海外の演習場に「尖閣諸島」を原寸大で再現すれば、ヴァーチャルリアリティ訓練が新兵の命を救う、「実験未来対抗部隊乙」が必要だ、無線機アンテナの代用ドローン、
イスラエルの兵器産業に学べ
イスラエルの兵器産業の概略、インドを上得意先にして成長、将来のイスラエル兵器産業と日本企業の関係、
孤島内の敵兵を全滅させる武器アイテム
距離2000Mまで必中⁻米国製で最軽量の対人ミサイル「パイク」、RPGには対抗しにくかった事情ー米国製のLAW,40ミリ擲弾にも限界があった、そこで「パイク」が開発された、悪天候時に頼りになる12.7ミリ狙撃銃「バレット」、使い捨ての無反動砲「M136 ・AT4」進化競争の勝利者は「カールグスタフ」だった、SMAWのコンセプト、離島に上陸した味方歩兵はどうやって防護されるか、「竹トンボ」型の自爆ドローン「ファイアフライ」、「105ミリ榴弾砲」が大復活する、11㎞の射程が得られる120ミリ迫撃砲には至大な価値がある、イスラエル製の誘導式120ミリ迫撃砲、手榴弾投下型のUAV,中共軍の自爆型UAVを・いかに処理するか、「闇夜の鉄砲」の不覚を取らないために、小銃より高額な視察力倍増機器への投資を惜しむな、イスラエルの近距離銃撃戦用電子照準器「スマッシュ2000」、脅威に対応できぬ装備を早く捨てることが安全保障のコストとリスクを局限する、
まとめ
ナゴルノカラバフの戦訓が教えてくれたこと、中国が尖閣に手を出せなくなる陸自の装備体系とは、イスラエルの兵器産業に学べ、孤島内の敵兵を全滅させる武器アイテムで構成、本書はナゴルノカラバフの戦訓から、自爆型ドローンを中軸装置とした「無人機運用部隊」や「長距離ロケット砲兵」の機構改変を説いたものである、