海上輸送と密接な関係にある世界の主要な港湾の歴史を描いた著者は関口信一郎、北海道大学大学院工学研究科修了、北海道庁入庁、運輸省港湾技術研究所、水産庁漁港部、北海道開発局勤務、稚内マリンタウンプロジェクト計画策定、新構造防波堤としてプレキャスト・フオーム・ケーソン、斜面スリットケーソンの開港を主導、苫小牧港・那覇港・下田港で採用、「廣井勇工学博士著作集」の編集に携わる、現在は萩原建設工業特別顧問、著書は「シビルエンジニア廣井勇の人と業績」他、
概要
海上交通の歴史の概要を中心に、港湾と後背地との関係、自然環境と港湾の建設、ドックについて述べる、取り上げた港湾地域は、古代オリエントと地中海世界、インド洋海域世界、古代から明までの中国、イスラーム世界、地中化世界の復活、北西ヨーロッパの躍進、近代港湾の成立、近代インド洋海域世界、近代中国、アングロアメリカ、一般読者におススメ
感想
執筆にあたり廣井勇「築港」に倣い各国の港湾政策から個別の施設まで幅広く取り上げ、工学書を一般の読者に親しんでもらいたいとある、
まとめ
本書は海上交易に沿い、世界の港に焦点を当て、古代から現代までの時間軸で俯瞰的に描いたものである