東欧諸国は変動をとげた、自らの歴史を持ち・自らの存亡をかけて戦う事態が起きている、編者は2名、伊藤孝之、東京大学大学院社会学研究科博士課程中退、北海道大学・早稲田大学名誉教授、著書「ソ連圏諸国の内政と外交」他、伊藤一郎、早稲田大学大学院博士課程中退、早稲田大学名誉教授、著書「ガリツィアの森ーロシア東欧比較文化論集」他、
概要
風土と人々ー伊藤孝之、地理と気候・東欧平原、農業と人の往来・環境の戦い、住民・支配・交易・森の民と草原の民、歴史の起源-伊藤一郎、1国家形成以前のスラヴ人とバルト人、インド・ヨーロッパ語族とスラヴ人の故地、骨壺原文化、言語学による故地の探求、考古学・古典・スキタイ時代のスラヴ人、2分裂と移住、西スラヴにおける国家形成、東スラヴにおける国家形成、バルト人の国家形成、中世のポーランドとバルト諸国ー井内敏夫、10~13世紀のポーランド、初期ピアスト朝国家、再建から分裂へ、初期中世の国家と社会、封建的分裂とドイツ東漸、国土の改良、身分制社会の胎動、2ポーランド王国からポーランド王国王冠へ、統一運動とヴワディスワス・ウォキエテクの王国、カジミェシュ大王の国家建設とルーシへの進出、14世紀末までのポーランドとルーシの関係、アンジュ―朝のもとでー王冠国家の形成、3/14世紀末までのバルト諸国、13世紀末までの展開、14世紀のリトアニア大公国とリヴォニア、4ポーランドとリトアニアの合同、グルんヴァルドへの道、ヤギェウォ朝国家の拡大、ポーランドの社会・経済構造とその変化、シュラフタ共和制の胎動、シロンスクと西ポモジェ、ポーランドの中世文化とヨーロッパ、貴族の共和国ー小山哲、1シュラフタ民主政の発展、国土の統合と住民構成、バルト海貿易の繁栄と賦役農場制の展開、法の執行運動、空位期と国王選挙、ルネサンスと宗教改革、2岐路に立つ共和国、王権と貴族の葛藤、東方への進出、大洪水、貴族共和制の変質、バロックと反宗教改革、3列強の狭間で、ピャストの王のもとで、ザクセン王国、分割と蜂起の時代―早坂真理・白木太一、改革から没落へ、スタニワフ・アウグストの即位と第一次分割、分割後の諸改革、4年議会と5月3日憲法、コシチューシュコの蜂起と国家の消滅、2再生をめざして、ナポレオン、アダム・チャルトリスキの親ロシア路線、ウイーン体制下のポーランド王国、11月蜂起、啓蒙主義からロマン主義へ、3ロマン主義の時代、国内状況、大亡命オテル・ランベール派とポーランド民主協会、クラクフ蜂起とガリツィアの虐殺、諸国民の春、東方バルカン政策とクリミア戦争、1月蜂起、ロマン主義時代の文化、近代民族の成立―早坂真理・安井教浩、1有機的労働の時代、大亡命の黄昏・パリ・コミューンへの参加、三面忠誠主義・クラクフ歴史学派と道化師の鞄、非ポーランド化政策にたいする抵抗、ワルシャワ・ポジティヴィズムと実証主義時代の文化、2大衆運動の時代、民族主義か社会主義か、国民民主党とロマン・ドモフスキ、日露戦争と1905年革命、第一次世界大戦とピウスツキの軍団編成、独立の達成、大変化を遂げたポーランド・バルト諸国について知りたい方におススメ、
感想
自らの歴史を持ち、自らの生存をかけてロシアと戦う事態にまでなった東欧諸国を支持したい、
まとめ
風土と人々、歴史の起源、中世のポーランドとバルト諸国、貴族の共和国、分割と蜂起の時代、近代民族の成立、「両大戦期と共産党時代のポーランドとバルト諸国、独立と民主化の時代」下巻・を考察、独立・民主化・NATO加盟へ変貌を遂げた東欧諸国の物語、