台湾現代史における1949年と1972年、その著者は若林正丈、東京大学大学院社会科学研究科博士課程退学,在香港日本領事館専門調査員を経て早稲田大学政治経済学術院教授を歴任、著書は「台湾抗日運動史研究、増補版」他、
概要
日台断行の頃ー台湾研究事始めと初めての台湾訪問、民主化の胎動に触れる、政治研究開始、「自由の隙間」に立ち上がる台湾ナショナリズム、住民自決、台湾人という多数、国民党一党支配の揺らぎ、台湾ニュースの読み方、死に体となった戒厳令と民主進歩党の誕生、民主化と「バランサー」李登輝の闘争ー「憲政改革」の政治過程を見つめる、「万年国会」の全面改選、日本台湾学会の設立ー台湾理解の知的インフラ、船出する新興民主体制ー総統選挙が刻む政治のリアリズム、「台湾の子」陳水篇の栄光と挫折―新民主主義体制の試練、大国の狭間でー「中国要因」の政治の登場と米中の対立、北京とワシントンの好ましからざる人物、、中華民国台湾化論を提起する―台湾政治研究の曲がり角で、中華民国台湾化の不均等な展開ー新興民主体制下の国家再編と国民再編、暫定的に進む国民再編-「中国要因」の波動のなかで、台湾学に関心がある方おススメ、
感想
中華民国台湾化の進まぬ国家再編と現状維持、習近平の策動
まとめ
日台断交、民主化胎動、自由の隙間に立ち上がる台湾ナショナリズム、国民党一党のゆらぎ、李登輝の闘争、日本台湾学会、船出する新民主体制、大国の狭間で、中華民国台湾化の提起と不均衡な展開