レビュー、岩波書店の時代から

あとになってからわかる、ことがかなりある、著者は大塚信一、岩波書店入社、編集長を経て社長、近著は「反抗と祈りの日本画・中村正義の世界」他、堀切和雅、岩波書店入社、編集部を経て退社、著書は「三十代が読んだわだつみ」他、

概要

敗戦のアンビバレンス、生きてきた歴史から生じる感覚、少年の世界にアメリカが出現する、時局とデタッチメント、嵐の前とあと、近代という問題群をまるごと問う、明治150年の国で、フィクションー不可視の過去からずっとあったもの、水戸黄門が漫遊し偏在する国、シビルミニマムの先が見えない、新しい公共・居場所と出番、ゆとり教育・それはポストモダンであるはずだった、日本の近代史を通じて・途切れずあること、転がり落ちてこんどは何を目指していくのか日本近世・準備された逆説、江戸期のイメージがひっくり返る、ポストモダン思想の背後に覗くロシア、近世日本の高度なリテラシー、明治が多様性を圧し潰す、合理と力のための・非合理な天皇、象徴という捷径、人が育つこととランドスケープ、言語と場・そして意識、言語はモノか・コトか、ホッブス・ロック・ルソーという順番、国語とは陸海軍付きの方言である、想像の共同体のウチとソト、時代の精神がすり替わった、リズムと共感、デカルトと反デカルト・そして西田幾多郎心の多様性を探る、天国への扉、主体の観念・以前、モラルと人格の起源、ユング的思考、暗い時代の明るい絵、個人というものがあるかのように、残響する古代と死者、歴史的に新しい問題と人文学、知的な中間層というのは容易っぽく吹っ飛ばされた、心ー変性するもの、時代と場所と事実、流れから脱落していればこそ、欠如が教える全体性、生命と原初に設定、思考のとポストトピックス、ポストモダン思想の淵源、ロマーン・ヤコブソン、ロシアから出現した理論、右脳は物事を名付けない、無意識と未開の発見、リアリズム・ニヒリズム・ファンタジー、目を嵌め込む、ニヒリズムの様々な帰結、近代とは人間が機械に恋してしまった時代、災害をつくり出す社会、トポスと人物、マスはいつでもモップになる、河合隼雄の登場、世界の見方を選択する、物語という宇宙、速い・大量・正確の時代に、形式ー想像と創造の守り、集中と計量の時代はなぜ終わらない、ジャングルの掟への自壊、思考空間としての社会、学の社会化、市民とは自らをつくるもの、自治の観点から憲法をを読めば、私的所有はそれほど安全ではない、啓蒙の限界とトポスの力、生きて考える基盤ー社会的共通資本、場所から考えるポストモダン流行の頃、最も重い問い、すべては場所で繋がる、場所、述語的世界、中動態、古論理、脱魔術化と再魔術化、ハイデガーと反哲学、坩堝ー19世紀末のウイーン、主客の分かちがたさー現象学、説明する自然観と或る自然観、神話・近代化・ファシズム、生・ロマン・崇高、崇高は善悪を超える、何もないことの果てしなさ、抽象と土着、金銭と血、近代の消失点、いま・破局に至るのか、人格概念の後退、亡霊のごとく、いつでも、すでにもう遅いのかもしれない、わが上なる星空と・わが内なる道徳律、ごく地味なる小宇宙、岩波の社風を知りたい方におススメ、

感想

岩波を離れた堀切氏が近代の逆流、心的回帰が激しくなり、直接上司ではなかった大塚氏へ手紙を書き、対話形式で実現成立したもの、

まとめ

敗戦のアンビバレント、近代という問題群をまるごと問う、日本近世・準備された逆説、言語と場・そして意識、主体の観念・以前、心ー変性するもの、ポストモダン思想の淵源、リアリズム・ニヒリズム・ファンタジー、トポスと人物、思考空間としての社会、場所から考える、

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA