レビュー・インド北東部の45章

この地域は民族組織と政府とで武装紛争、停戦合意を経て訪問可能となり、文化人類学研究の研究者が増えた、北東部の魅力を知ってもらいたい、編者は笠井亮平、岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授、木村真希子、津田塾大学学芸学部教授、

概要

インド北東部という地域、1インドとインド北東部ー奇妙な関係、2北東部8州のなりたちーアイデンティティと州再編、3地理と気候ー山川雨、4多様な言語ー複数の語族の交差点、5文字ーインド系文字とローマ字の相克、6少数言語の文字化と識字教育ーメガラヤ州のカーシ語の場合、7イギリス官僚が見たインド北東部の多用性ー学術的な視点の起源として、コラム1中根千枝が見たインド北東部の母系制、歴史、8前近代インド北東部史概観ーカーマルーパからアホム王国まで、ヒンドゥイズム―女神信仰とヴィシュヌ信仰インド北東部とイスラームースーフィーの活動を中心に、チベット世界とのつながりー交易・仏教・医療のネットワーク、植民地統治のはじまりー茶園の開拓と移民・山岳地での間接統治、アッサム平野におけるムスリム開拓民の移住―移民をめぐる政治的対立とインド・パキンスタン分離独立時の影響、山岳地域における植民地支配の影響ー軍事制圧と間接統治、キリスト教の布教を中心に、キリスト教がインド北東部にもたらしたものー新たな世界観と近代化の波、コラム2-インド北東部のクリスマス、8州の特色、アッサム州ー移民問題と独立運動に揺れる紅茶の産地、ナガランド州ー山並に鳴り響くリサイクル爆弾の鐘の音、マニプル州ー紛争に翻弄され続けた宝石の地、メガラヤ州ー雲の住みか・いのち溢れる豊かな台地、トリプラ州ー東ベンガルと関係の深い州、ミゾラム州ー平和な例外州、アルナーチャル・プラデーシューインドで最初に朝日が昇る州、シッキム州ーヒマラヤを臨む聖なる秘境、コラム3ー国際スポーツ大会で活躍する北東部出身アスリートたち、文化、稲作と人々の暮らしープラマプトラ渓谷の豊かな文化、伝統とキリスト教信仰のはざまでーホーンビル祭りで問われるナガの伝統文化、芸能ー仮面と祭礼、ナガの特殊な音楽世界ー伝統ポリフォニー・教会音楽・ポピュラー音楽、宗教と屠殺実践ーインドでウシを屠李・食べる人々、社会、変化の中の市民活動とNGOー多文化社会における課題と可能性、女性による平和活動ー母としてコミュニティを守る女性たち、相互扶助と排除ーミゾラム州における生涯参加型の市民社会第2次世界大戦の亡霊を追ってー北東インドにおける戦争観光、インド北東部おドクメンタリー映画特集ー植民地思想を骨抜きにできないか、新型コロナウイルスの感染拡大ー恐怖とロックダウン後の反動、コラム4-ヒンディ語映画の中の北東部、コラム5-インド本土における北東部出身者、政治と開発、州政治の特徴ーせめぎあう地域政党と全国政党、武装紛争と和平交渉の行方ー人権侵害と民族間衝突を乗り越えられるか、北東部の経済開発とコネクティブティー地理的制約を克服するための取り組み、アジアの中のインド北東部ー閉ざされたハブ、幻のコネクティビティーインド北東部とミャンマー、バングラデッシュとの関係ー人とモノの移動をめぐる複雑な関係、解決しないインド・中国国境問題ーアルナーチャル・ブラデーシュの場合、コラム6ーミャンマーからの避難民問題、日本との関係、日本戦争としてのインパール作戦ー第2次世界大戦の戦場となったインド北東部、北東部への日本の経済協力ー経済開発基盤整備から知的対話促進へ、アジア学院と北東インドー一線を越えて日本文化への関心―日本文化イベント「ジャパン・キャラバン」を実施して、コラム7-友情と和解の物語、北東インドについて知りたい方におススメ、

感想

インド北東部は周囲を山岳に囲まれ、州の境界は国境線であり、インドと違った魅力にあふれている、インパール作戦の舞台ともなった、

まとめ

インド北東部という地域、歴史、8州の特色、文化、社会、政治と開発、日本との関係について考察、インドと違った歴史、文化、社会が存在する、

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