唐風文化から国風文化への変化はどのような変化で、その後成立した国風文化の時代はどんな特筆をもった時代なのかを考察、著者は木村茂光、東京都立大学人文学部卒業、大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、現在は東京学芸大学名誉教授、著書は「日本古代・中世畠作史の研究」他、
概要
問題の所在と時代の概観、民族文化、国風文化の時代の位置、中世的在地社会の形成、富豪層の台頭、王朝国家への転換、中世村落へ移行、開発の進展と中世村落の形成、都市平安京の形成、平安京の成立と構造、都市京都へ、都市住民の様相、触歳と怨霊、保刀禰から町内名士へ、9・10世紀の外交と排外意識の形成、伝統的対外意識の動揺、排外意識の強化と神国思想、遣唐使の中止と10世紀の対外関係、日本的儀式の形成と文人貴族、文章経国思想の衰退、日本的儀式の形成、藤原氏と文人貴族、藤原流儀式の成立、国風文化の特徴、文人の学問と本朝意識の形成、日本的知識の集成、仮名文学の特徴、国風文化から院政期の文化へ、菅原的・藤原的、国風文化の位置、院政期文化への展望、国風文化の時代の位置ずけを考える方におススメ、
感想
国風文化は明確な王朝国家の誕生と新羅との関係で強度の排外的認識・神国思想を呼び起こす、文人貴族階層が担い手、
まとめ
問題の所在と時代の概観、中世的在地社会の形成、都市平安京の形成、9・10世紀の外交と排外意識の形成、日本的儀式の形成と文人貴族、国風文化の特質、国風文化から院政期の文化へ