戦時中言論統制を行った悪名高い軍人鈴木庫三を考察、著者は佐藤卓己、京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学、上智大学文学部新聞学科教授、メディア史研究者、著書「大衆宣伝の神話」他、
概要
風にそよぐ葦の神話、１中央公論を叩き潰した陸軍少佐、伝説否定、２石川達三・風にそよぐ葦の現実、言論弾圧史の虚構、３生きている作家の忘却、知識人の弁明小説、立志・苦学・軍隊、１日清・日露の少年、日露役、２苦学生の軍隊、内務班と陸士受験、３内務班改革への目覚め、屈辱から、教育将校の誕生、１士官学校の大正デモクラシー、学校閥から教育・革新的軍人、２陸軍自動車学校教官と日本大学助手、軍の機械化・情報化、３東京帝国大学陸軍派遣学生、左翼学生、昭和維新の足音、１桜会クーデターと青年将校運動、２皇軍の倫理と社会改造、３軍隊教育学の射程、４二二六事件をめぐる対応、情報部員の思想戦記１ペンを持った教育将校、２国家総力戦論から国防国家論へ３陸軍省情報部の革新派、紙の戦争と趣味の戦争、１情報官鈴木庫三の誕生、２講談社の場合･用紙統制の受益者、３朝日新聞社の場合・文協内紛の震源地、４岩波書店の場合・和辻哲郎の怒り、５実業之日本社の場合・内山基の恨み、６女性の国民化・宮本百合子の微笑、望み無きにしも非ず、１ハイラル左遷から、２阿蘇の農民生活・沈黙した大佐、３青い山脈と花の生涯、革新的軍人を知りたい方におススメ、
感想
革新的情報官・鈴木庫三の描いた国防国家を描写した、
まとめ
風にそよぐ葦の神話、立志・苦学・軍隊、教育将校の誕生、昭和維新の足音、情報部員の思想戦記、紙の戦争と趣味の戦争、望みなきにしもあらずを考察、言論弾圧から言論統制へ・投書による民主的言論空間（日本独自）、
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