レビュー・アルベール・カミュ

カミュの生涯と作品紹介、二つの世界大戦、大量殺戮の時代に人間の地平にとどまって生の意味を探し求めた、著者は三野司、京都大学卒業、クルモン=フェラン大学文学博士、奈良女子大学名誉教授、日本カミュ研究会会長、著書「新リュミエール・フランス文法参考書」

概要

アルジェリアの青春―節度なく愛する権利、1貧民街の少肯定と工程年、誕生母親のと父の戦士、母親の沈黙・父の代理人、結核発病、2習作から最初の出版へ、雑誌発行、作品世界の源泉、「ルイ・ランジャール演劇と政治の世界、若き日の旅行、裏と表ー最初の出版、皮肉、「肯定と否定の愛だ」、「魂の中の死「生きることへの愛」、「裏と表」、3地中海の霊感、地中海文化とギリシャへの憧憬、第二エッセイ集「結婚」、「テイパサでの結婚」、「ジェエラの風」、「アルジェの夏」、「砂漠」、「幸福な死」長編小説の試み、「潔白な殺人者」というモチーフ、植民地へのまなざし―「アルジェ・レプュブリカン」記者として、不条理の時代ー世界の優しい無関心、1「異邦人」―戦時下パリ文壇への登場、第二次大戦の勃発と「不条理三部作」への助走、パリの異邦人、「異邦人」出版、母の死から浜辺の殺人へ、生き直すこと、世界の優しい無関心、アラブ人たち、「シーシュポスの神話」、自殺から死刑囚へ、不条理な人間・不条理な創造、幸福なシーシュポス、生への愛、ㇱピオンとケレア、暴君の最後、「誤解」の上演、母と息子の物語、太陽への渇望、反抗の時代ーわれ反抗す・ゆえにわれあり、1レジスタンスから解放へ、パリ解放、「ドイツ人の友への手紙」、対独協力者粛清の問題、セティフの反乱、「反抗に関する考察」、「犠牲者も否・死刑執行人も否、「コンバ」を退く、2「ペスト」ー長い労苦の果ての成功作、長い懐妊期間、保健隊の活動、「身体を救う」殺人と潔白、母と息子の愛、話者リュー、災禍の物語、3反抗と正義の戯曲、「戒厳令」公演の失敗、全体主義者殺人者、愛のドラマ、二度のアメリカ旅行、殺人と正義、正義と愛、4冷戦時代の論争、「反抗的人間」、プロメテウス、反抗と芸術、正午の思想、個人と集団の体験、再生に向けてー孤独と読むか・連帯と読むか、1失意の時代とアルジェリア戦争、太陽のエッセイ集「夏」、「ミノタウロス」「アーモンドの木」、「ヘレネの追放」「謎」、「ティパサに帰る」、「間近の海」、50年代の旅行、「レクスプレス」「モーツアルトへの感謝」、パリの弁護士、万人の有罪、殺人と潔白、「悔悟した裁き人」、翻訳劇「尼僧への鎮魂歌」、短編集「追放と王国」、「不貞の女」、「背教者」、「客」、「ヨナ」、「生い出ずる石、3ノーベル文学賞、「ギロチンに関する考察」、スエ―デンの講演、「アクチュエルⅢアルジェリア時評」、愛の時代ー私の夢見る作品、1不慮の死と遺作、第三の系列「愛」、夢見る作品ー「裏と表」再刊への序文、自動車事故、死後の出版、2「最初の人間」ー未完の自伝的小説、死後34年の刊行、父の探求、少年時代の物語、最初の人間、ジャック「最初の人間」の殺人、ひとつの愛のかたち、カミュの生涯と作品について知りたい方におススメ、

感想

絶対的価値の失われた時代にあって死の定めのもとにある人間の姿を描いた「異邦人」と、歴史の名のもとになされる抑圧と殺人の拒否「ペスト」分け、そして生まれ育ったアルジェリアを愛したカミュの生きた時代、

まとめ

アルジェリアの青春、不条理の時代、反抗の時代、再生に向けて、愛の時代を考察、生涯と作品に迫る、

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