本書は主として盛岡の三大麺にまつわる歴史・エピソードを盛り込みながら岩手盛岡で育まれた麵文化の魅力を探ろうとするもの、著者は松田十刻、立教大学文学部卒業、新聞記者などを経て創作活動
もりおか麺との長いつきあい
ラーメンと立ち食いそば、「うどん」と「じゃじゃ麺」、「わんこや」の思い出、老舗のわんこそば屋、①直利庵②東屋、一期一会のわんこそば、元祖「食道園」のこだわり、「ペコ&ペコ」、「ぴょんぴょん舎」、じゃじゃ麵との遭遇、べんじえもの、はっと料理、ダッタンそば、
三大麺の起源と開拓者たち
1わんこそば編、二つの全日本大会、南部利直にまつわる伝承、老舗「大畠毛」、そば振舞い、岩泉地方のおもてなし、薮川のそば振舞い、おこもり、原敬がわんこそばを広めた、元祖「わんこや」「新いわて風土記」の見解、番外編・平泉のそば供養、2冷麺編、中国伝来の押し出し麺、緑豆からジャガイモへ、冷麺は冬の食べ物だった、トンチミとキムチ、平壌と感興、すべては青木輝人さんから始まった、銀座の食堂園で働く、赤川の近くで開店、半透明の麺を考案、じわじわと人気広がる赤川のじわじわと人気が広がる、3じゃじゃ麺、中国の伝統的な家庭料理、高階貫勝・中国東北部へ、櫻山神社の参道に出店、元祖の味にこだわる、新しい世代の挑戦
新しい世代の挑戦
1わんこそば編、危機を乗り越える、2冷麺編、新しいチャレンジャーたち、油圧製麺機の登場、「盛岡冷麺」の名で全国へ、知名度アップの意外な理由とは、3盛岡じゃじゃ麺、学生時代の苦い味
、平成生まれの元祖、
「麺食い」たちのエピソード
1原敬編、かってない大盤振る舞い、母りつのそば切り、そば喰い競争の一騎打ち、そばの御茶餅も好きだった、2石川啄木編、島崎藤村にクレームをつけたふるさとの味、芋の子汁と蒸しホッキ、わんこそばを16杯平らげる、釧路で芸妓と食べたそば、東京でお気に入りの逢引きして食べたそば、3宮沢賢治編、大好物の天ぷらそばとサイダー、材木町そばを御馳走、小岩井駅前でのハプニング、そばが登場する作品、
「めん都」にまつわるよもやま話
ッポンめんサミット、「めん都・盛岡」宣言、「ザ・ルーツ 俺たちの盛岡冷麺、
うんちく編・今に息づく食文化
雑穀と粉食、「そばがき「と「そば切り」、伝統的な蕎麦料理、「ハレ」「ケ」、そばかっけ、囲炉裏のある風解、そばは御法度だった」、庶民的な名物料理、こんなにもある効能、
まとめ
もりおか麺との長いつきあい、三大麺の起源と開拓者たち、新しい世代の挑戦、麵喰たちのエピソード、めん都にまつわるよもやま話、今に息づくそば食文化で構成、三大麺の関係者に会って強く感じるのは麵に懸ける情熱、めん都もりおかの不思議に迫った、