音楽と政治

本書は3・11によって露呈した音楽と政治の近接性を探求したものである、著者は宮入恭平、ハワイ大学でBA取得、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士後期課程単位取得、現在は立教大学・国立音楽大学ほか非常勤講師、専攻は社会学

カウンターカルチャーの思想

「この道しかない」のか、若きカート・コバーンの悩み、カウンターカルチャーの思想・資本主義と共犯関係、アイデンティティとしてのロック、

「音楽の力」が意味するもの

震災前夜、アフターマス(余波)、「音楽の力」が意味するもの、チャリティと政治性、

抵抗の音楽

「ずーとウソだった」が問いかけるたの・原子力は安全、反原発と音楽、抵抗の音楽、もうひとつの「音楽の力」の可能性、

ストリートを取り戻せ

サウンドデモ、ストリートを取り戻せ・街路、音楽と社会運動、「スタイリッシュなデモ」の確立、

シュプレヒコールの行方

SEALDsと音楽の近接性、「音楽に政治を持ち込むな」問題が意味するもの・奥田愛基のフジロック出演、シニシズムの時代・冷笑、シュプレヒコールの行方、

ビッグ・ブラザーがあなたを見ている

公権力による市民監視、監視社会、口髭の男・ビッグ・ブラザーがあなたを見ている、自粛と監視、

扇動の音楽

「右傾化」する社会、安倍政権「美しい国」の名のもとに、扇動の音楽・軍歌、イデオロギーを超えて・コロナ禍、

文化は人を窒息させる

音楽と政治の近接性・コロナ禍、文化か・それとも文化産業か・ライブハウス、ポストコロナ時代の可能性と限界・自助、文化は人を窒息させる・欺瞞としての文化芸術、

情動の音楽

情動の音楽・デモ、マルチチュード(国境を超えるネットワーク上の権力)の行方、心は「象」と「乗り手」、対立と分断

非現実的な夢想家として

イマジン、海の向こうで戦争がはじまる・ウクライナ侵攻、炭鉱のカナリア理論、非現実的な夢想家として・岸田政権の原発容認、

まとめ

カウンターカルチャーの思想、「音楽の力」が意味するもの、抵抗の音楽、ストリートを取り戻せ、シュプレヒコールの行方、ビッグ・ブラザーがあなたを見ている、扇動の音楽、文化は人を窒息させる、情動の音楽、非現実的な夢想家としてで構成、3・11以降反原発デモ、SEALDs、安倍政権、コロナ禍とライブハウスを取り上げ、音楽と政治の近接の時代を締めくくった、

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