本書はイリノイ大学シカゴ校留学生時代に「シカゴの中の小さなニッポン」として日系アメリカ人の聞き取り調査がベース、対象者はシカゴ定住者会の運営するアパート「平和テラス」の日系人、著者は鳥海美朗、早稲田大学第一文学部卒、産経新聞入社、アメリカ留学を経て現在論説委員、2014から日本財団アドバイザー、著書は「日本財団はいったいなにをしているのか」他、
日系アメリカ人の肖像
1平和テラス物語、共通言語は日本語、明治の面影、真珠湾の衝撃、12万人の強制収容、新天地シカゴ、3男5女の母、2北米女流歌人、日本人の血、ハングリー精神、魂の遍歴、3ドレスメーカーの誇り、風の街の一流店、再び新世界へ、黒光のSINGER,4帰米二世、契約移民の子、船乗りになる夢、「軍隊は好きじゃない」、ドライバーの誇り、
なぜ・何のために
1海外協力の原点、理事長の回顧、援助を可能にした知恵、2失敗体験を乗り越えて、苦い教訓、「シカゴ定住者会」余聞、日系人支援メモ、3身近にいる日系人、小さなスーツケース、親戚はアメリカン、
世界各地の同胞たち
1日系ペルー人の特質、気骨ある律儀者、「ふるさと」の合唱、特異な日系大統領、日秘百年の架け橋、三世三人の合作、異郷に息づく日本文化、2ブラジルの理想郷、地球最大の日系人社会、耕す・芸術する・祈る、二つのルーツ、3全米日系人博物館、ヒーローの奔走、ノー・ノー・ボーイ、良心的徴兵拒否、コミュニティの心、第442連隊戦闘談、総計一万八千の勲章、テキサス大隊を救出せよ、当たって砕けろ、「義務」と「名誉」、4ディスカバー‣二ッケイ、四か国語サイト、刷新計画、
夢の実現プロジェクト
1日本を高める奨学金、学歴は問わない、必須の社会貢献活動、アルバイトは厳禁、2地下鉄とすしと針灸と、日本がモデル、ボリビア風和食、人生プラン、3日系人の日本語教師、バイリンガル育ち、乗り越えた受験勉強、日本語教育の追求、4日本発の服飾革命、アルゼンチンの花の都、ファッションデザイン、持続可能にする、5尺八に導かれて、シャクハチって何、目覚めた日系の魂、歌うように吹く、求道の日本留学、奨学生の役割、ルーツ探しの旅、
世界初・若手日系人意識調査
1二十一世紀の日系人像、世界規模のリサーチ、三つの日系人グループ、「頑張る」価値観、2グローバルな視点で、アイデンティティの叫び、2グローバルな視点で、アイデンティティーの叫び、海外日系人大会、調査チームの苦心、日系人という存在、
新たな支援のスタイル
1少数精鋭の留学生、三年ぶり対面選考、ファッションとAI農業と日系スカラーシップの課題、帰国しない奨学生、2日系の中の非日系、日本語学校の異変、「世界交代」が起きている、若手リーダーの問題意識、日系社会の大胆改革、在ブラジル日系人、カエル・プロジェクト、
プロジェクトの意義・尾形武寿理事長に聞く
そもそも国策だった、エンマヌエル協会老人ホーム(ペルー日系老人ホーム)、日秘移住百周年記念病院、日本財団会長の緊急手術、スカラーたちに望むこと、
まとめ
日系アメリカ人の肖像、なぜ・何のために、世界各地の同胞たち、夢のプロジェクト、世界初若手日系人意識調査、新たな支援スタイル、尾形理事長に聞くプロジェクトの意義、で構成、梅棹は日系人は侵入者ではない、参加者だ、これが日本人移住者の文明的意味である、