日本の医療保険が工場労働者から農民へ対象を拡大、職域と地域の二本立て独自体系を探る、著者は島崎謙治、国際医療福祉大学教授、東京大学教養学部卒業後厚生省入省、著書「日本の医療―制度と政策」他、
概要
構造、日本の医療制度の特徴と概要、１医療制度の特質と国民皆保険の射程、２医療制度の国際比較、医療財政制度、医療提供制度、３日本の医療財政制度の概要、保険者及び被保険者、保険給付及び患者負担、財源、４日本の医療提供制度の概要、医療専門職の資格、提供する場所及び経営主体、日本の国民皆保険の要諦、１職域保険と地域保健、被用者保険と国保、ドイツ及びフランスとの相違日本・ドイツ・フランスの公的と民間の関係、２医療提供と医療財政との結合、診療の仕組みと現物給付、診療報酬、中央社会医療協議会、機能及び意義、制度設計を巡る論点と分析方法、１国民皆保険の制度設計、社会保険方式、二本立て国民皆保険、高齢者の制度体系、２分析方法ー経路依存、政策選択、軌跡、基盤形成期、１健保法の制定と発展、ドイツと異なる３つの特徴、施行と開明性、対象者拡大、２国民健康保険法の制定と普及、新旧の３つの相違、独自性と成功要因、厚生省の創設、３医療の実施組織と診療報酬の支払方法、団体自由選択主義と総額請負方式、改善方策と国民医療法改正、確立・拡充期、１医療保険制度の再建、再建と支払基金の創設、労災と健保との関係、国保の再建、GHQの態度、２国民皆保険の構想と実現、二本立てと国保法の内容、団体の反応、３国民皆保険の後の保険給付及び医療提供制度の拡充、給付改善及び老人医療無料、民間中心へ、地域差の解消、赤字対策、見直し・改革期、１老人保健制度及び退職者医療制度の創設、社会経済の変化・国保の変容、２医療提供制度の改革と介護保険制度の創設、改革、介護保険制度の創設、３バブル経済の崩壊と医療保険制度改革、激変崩壊と健保法改正、2006の医療制度改革、４社会保障・税一体改革及び全世帯型社会保障改革、民主党下、軌跡をめぐる論点と考察、１軌跡を巡る論点、２社会保険方式の意義と受容、税方式へ転換、社会保険方式の意義、維持することの、３被用者保険と国民健康保険の二本立ての国民皆保険、新旧の性格及び内容の相違、健康保険、展望、社会経済の変容と制約条件、医療提供制度をめぐる課題と改革、医療保険制度めぐる課題と改革、低所得者、零細事業所、４高齢者医療制度の制度設計、制度改革の経緯、4つの方式、4方式の選択問題と抜本改革、大義名分と見直しの必要性、展望、社会経済の変容と制約時間、１社会経済と国民皆保険の関係、２将来の人口構造の変容、都道府県別の人口構造の変容、世帯構造、３）2040年頃の社会保障の将来見通しと視点、財政制約、人的資源制約、３つの重要な視点、医療提供制度を巡る課題と改革、１医療政策の理念、自己決定権の尊重、医療観の転換、国民医療に関する意義、在宅医療、地域包括ケア、２医療機関の機能分化と連携、地域連携及び多職種連携、かかりつけ医の充実、３医師の働き方改革、時間外労働産科医療、４医療従事者の確保と偏在是正、医師、看護師、５地域医療構想の推進、６地域性に応じた取り組み・実践事例、長野県立木曽病院の取り組み、山形県酒田市の公立病院、都市部に立地する右田病院及び東山病院、７物価・賃金の上昇と診療報酬の対応、ベースアップ、スライド制、１点単価変動制、医療保険制度を巡る課題と改革、１被用者保険と国保の二本立ての是非、一本化、被用者保険の一本化、２働き方の多様化と被用者保険の適用拡大、短時間労働者、個人事業所、マルチワーク、フリーランス、３被用者保険における被扶養者を巡る政策課題、４国民健康保険制度、都道府県を責任主体、生活保護受給者、５高齢者医療制度、６医療保険の財源論、保険料、公的財源、患者の自己負担、７混合診療解禁論の是非、国民皆保険の何を守り、何を改めるべきかを考える、
感想
国民皆保険制度を守る、そのためには抱えている問題点突き止め、改革しなけばならない、
まとめ
構造、日本の医療制度の特徴と概要、日本の国民皆保険の要諦、軌跡、基盤形成期、確立・拡充期、見直し・改革期、軌跡をめぐる論点と考察、展望、社会経済の変容と制約条件、医療提供制度をめぐる課題と展望、医療保険制度をめぐる課題と改革を考察、国民皆保険の堅持という割には突き詰めて考えられない点を検証、