ここ20年しめかざり探訪と称して日本各地を歩く、消える前にあわてて走り描き出したスケッチである、著者は森須磨子、武蔵野美術大学大学院造形研究科修了、助手をへて独立、グラフィックデザインの仕事を続けながら日本各地探訪、著書「しめかざり」
概要
しめかざり探訪記、1愛媛県松山市ープレ探訪・記憶の中のしめかざり、昭和50年代三津、思い出の検証、祖母の橙、取るに足らない文化、昔話聞き取りタイム、2鹿児島県鹿児島市ー2003年12月29日・ナンゲンノガホシイノ、作り手自身による露店、まるでブーケのよう、なぜ二つ、最近のお飾りカード、3山口県山口市ー2002年12月30日・一筋縄では行かない・小郡の丸いしめかざり、あすは山頭火の地、橙とミカンのきもち、素のかたち、描くと見えてくる、揺らぐ青い山、4岐阜県高山市-2006年12月28日・しめかざりタイムスリップIN飛騨、ビル街のバスターミナル、高山陣屋前、力士のしめかざり、飛騨の花餅、朝市の答え合わせ、5滋賀県大津市―2006年12月30日・ミさんに守られた・大津のしめかざり、スタートは空回り、蛇のしめかざりと出会う、玄関では戦闘態勢・神棚ではのんびり、しめかざりの語り部、6島根県飯石郡飯南町ー201年7月15日・出雲大社の大しめ縄製作「大撚り合わせ」行事、6年ぶりの掛け替え、早朝の山を走る、製作現場の藁束二本、コモにシメノコそしてモト、「みようみまねだよ」と棟梁、7広島県庄原市東城町ー2023年12月25日・商家のしめかざりを追いかけて、商業の町、竹屋饅頭本舗、ぼったくりとは、8広島県庄原市東城町・だれもが訪れる場所、15年という歳月、農業祭で目覚める、だれもが訪れる場所、農家の米と藁、1宮城県伊具郡丸森町―2017年から2024年・荒川家の門飾りと農民の生活、荒川家の門飾り、お正月、育てる作物には役割がある、一人前に働く、田の草取り、藁仕事、戦時中の正月、藁で始まり・藁で終わる、文化をつなぐ、2福島県会津若松市・会津若松のふたつの「けんだい」、虚空蔵堂のけんだい、山内家のけんだい、藁は叩かず塩を蒔く、たくさんの餅の知恵、けんだいを習いに、未来の民具ー渦巻く知恵・未来の民具・しめかざり展、年男、1宮城県栗原市・二階堂旭さんー三世代家族の年男、見渡す限りの田んぼ、釜神と三宝様、母から継承、家族のなかで作る2岡山県苫田郡・三村宜敬さん―遠距離の年男、三村家へ、じいさんを思い出しながら、三村家のしめかざり、大晦日から年明け、お日待ちのたゆうさんの言葉、改善の日々、3東京都町田市・江川英明さんー初代年男、農業祭とお父さん、身近な人たちとともに、誰もいない会社に飾る、家の文化をつくる年男、輪飾り、道具の年取り、感謝の道具、輪飾りいろいろ、輪飾りを詠む、愛と情熱の小学校講座、付箋で一年を振り返る、
感想
「しめかざり」を飾ることによってお正月様を迎える、年男は農家の主人や長男の役目、お正月は一年で最も大切な節目、
まとめ
しめかざり探訪記、農家の米と藁、未来の民具を考察、お正月は大事な節目である、