レビュー・日本国号と天皇号の誕生と展開

国号日本・称号天皇について、中国学の立場から少し違った観点から提示できるのではないか、著者は冨谷至、京都大学文学部史学科東洋史学専攻卒業、京都大学名誉教授、専門は中国法制史・簡牘学著書「漢唐法制史研究」他、

概要

倭奴国王の時代、1倭国の認識、倭とは、山海経と箕子伝説、倭の字義に関して、楽浪海中に倭人あり・分かれて百余国を為す・歳時を以て来りて献見す、観念の倭と実体の倭、2漢倭奴国王、出土した光武帝の金印、漢倭奴国王はどう読むのか、朝貢の真の意味、3親魏倭王卑弥呼、陣雲暗し五丈原、卑弥呼の朝貢、錯誤からの証明、親魏倭王となす、東海と流沙ー東西絶域の二つの国、日本書紀が記す魏志倭人伝、4倭の五王の時代、邪馬台国、漢人王朝の終焉東晋義熙9年の倭からの朝貢、安東大将軍倭国王―倭の五王、複雑な官職名・称号、一品官をめざして、南朝と北朝の抗争の中で、百済と倭の関係を示す二つの資料、5疎遠の六世紀ー南朝中華主義の没落、南朝梁と倭国、中華主義への憧憬と観念的倭ー職貢図、新たな交渉の時代へー遣隋使から遣唐使、1遣隋使、最初の使節、多利思比孤の国書‐煬帝立腹の理由、無意識の対等意識、日本書紀の遣隋使の記載、あらたな国号と称号へ、2国号日本の成立、大宝二年の遣唐使、明神御宇日本天皇詔旨、禰軍墓誌、3天皇号の成立、飛鳥浄御原令とそれ以前の資料、天皇号に先立つ称号、3大王から天皇へ、4白村江の戦いから壬申の乱、その後の日本と中国ー1)702年以降の中国の対応、国号日本のその後、称号天皇のその後、2和音呼称と漢字表記のあいだで、オオキミからスメラミコトへ、倭・日本・ヤマト、3その後の展開-二ホン・テンノウへ、漢文訓読、ヤマトから二ホンへ、二ホンとニッポン、日本国号と天皇号の誕生と展開を追った、

感想

金印は「倭奴国」と読む、中国は日本を受け入れたが、天皇は請けいれず王とした、

まとめ

倭奴国王の時代、新たな交渉の時代へ―遣隋使から遣唐使、その後の日本と中国、日本国号と天皇制の誕生と展開、

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