レビュー・日本書紀②

第一代神武天皇から第十一代垂仁天皇までの現代語訳と解説、人間の時代の始まり、著者は寺田恵子、古事記学会理事、学習院女子大学講師、日本大学大学院博士課程修了、専門は日本上代文学、著書「日本書紀・全現代語訳・神代」他、

概要

神武天皇・神日本磐余彦天皇東征への出立ー東方に「天下に光を進発ー筑紫から難波へ、「ヒメヒコ制」、迂回と進撃ー太陽の方角、神武天皇の兄君たち、霊験・韴御霊と八咫烏、「夢」、兄猾と弟猾、吉野の人々、八十梟師と天野香山香、神託と祈りによる勝利、密命、兄磯城と弟磯城、久米歌について、長髄彦と金色の鵄ー最後の戦い、大和平定、始馭天下之天皇ー宮都の造営、即位と立后神武天皇の即位年、孝酉の年の意味、秋津洲、綏靖天皇・開化天皇欠史八代、綏靖天皇・神渟名川耳天皇ー腹違いの兄の謀略、即位と遷都、皇后と皇子、欠史八代の皇后につきまとう別伝情報、安寧天皇・磯城津彦玉手看天皇ー即位と遷都、皇后、皇后の出自―神の子孫と在地豪族の娘と、皇子、懿徳天皇・大日本彦耜友天皇ー即位と遷都、皇后と皇子、孝昭天皇・観松彦香殖稲天皇ー即位と遷都、皇后と皇子、孝安天皇・日本足彦国押人天皇ー即位と遷都、皇后と皇子、孝霊天皇・大日本根子彦太瓊天皇ー即位と遷都、后妃と皇子・皇女、孝元天皇・大日本根子彦国牽天皇ー即位と遷都、皇后と皇子皇女、開化天皇・稚日本根子彦大日日天皇ー即位と遷都、后妃と皇子・八代の天皇期はなぜ「欠史」とよばれたのか、欠史八代の歴史崇神天皇・御間城入五十瓊殖天皇、即位と遷都、即位の詔、疫病の流行と神々の祭りー天照大神と倭大国魂神を皇居の外で祭る、大物主のお告げ、大物主神と倭大国魂神の祭祀、日本語「宮」の意味、再び神の託宣、四道将軍と武埴安皇子の謀反ー四道将軍の任命、童女が歌う謎めいた歌、謀反鎮圧、箸墓伝説ー蛇に化身した大物主神箸墓の造営、古墳と女性、御肇国天皇の称号ー四道将軍の覇権、人口の調査と課税、皇太子決定の夢占い、出雲の神宝事件、農業は天下の基盤、任那の国、崩御、神祇官を太政官と並べて位置づけた日本、垂仁天皇・活目入彦五十狭茅天皇、即位と立后、赤絹ー任那と新羅が不仲となった理由、ヒメゴソ社の伝説、新羅の王子アメノヒボコ、狭穂姫と狭穂彦-皇后に持ち掛けられた天皇への謀略、天皇の顔に落ちた涙、皇后・稲城へ、力士の元祖・野見宿禰ー相撲の起源、新たな皇后と妃たち、白鳥の功績、「出雲国造神賀詞」にあらわれる白鳥、伊勢神宮の由来・倭姫の巡行ー天照大神を鎮める土地を探して、神の風吹く伊勢へ、殉死の風習と埴輪ー出雲の神宝、神社への武器の奉納・屯倉の設置、殉死の風習を禁ず、次期天皇の位、埴輪の始まり、山背からの妃とその皇子、池・用水路の造設・立太子、神宝をめぐる物語ー石上神宮、小刀の霊威、非時の香菓、垂仁天皇紀の構成ー個々の物語の周到なつながり、大和から丹波・但馬・そして出雲・さらに新羅へ、国の「まつりごと」の根本を描く、

感想

国家としての根本・神々の祭祀と基本的な政務を描き出した、

まとめ

神武天皇(東征・迂回と進撃・長髄彦と金色の鵄・始馭天下之天皇)綏靖天皇(綏靖天皇・安寧・懿徳・孝昭・孝安・孝霊・孝元・開化)崇神天皇(疫病の流行りと神々の祭り・四道将軍と武埴安皇子の謀反・箸墓・御肇国天皇の称号)垂仁天皇(任那と新羅・狭穂姫と狭穂彦・力士の元祖・伊勢神宮・殉死・神宝)を考察、神々の祭祀と政務の基本が成立、

みの宿祢

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