ヨーロッパ近世史を複合国家や人や情報の視点から捉える、著者は岩井淳、東京都立大学大学院人科学研究科博士課程単位取得退学、静岡大学人文社会学部名誉教授、専門はイギリス近世・近代史、著書「ピューリタン革命の世界史」他、
概説
ヨーロッパ近世の二つの顔―主権国家と複合国家、地域から考える複合国家とは何か、ヨーロッパ近世の構成要素、宗教と複合国家、宗教改革と神聖ローマ帝国の分裂、経済と地域社会、18世紀イングランドの毛織物工業、帝国と複合国家、会社組織による植民地建設、戦争と講和条約、ウエストファリアの神話、ヨーロッパ大陸の複合君主制国家、神聖ローマ帝国と地域-複合国家としての帝国、ウエストファリア条約以降の帝国存続、スペインの国家と地域- カスティーリアとアラゴン、スペイン複合君主国、フランスの国家と地域ーパリと周辺地域、二つの顔を持つフランス近世、オーストリアとプロイセンー神聖ローマ帝国内の主導権争い、神聖ローマ帝国の中のプロイセン、オランダとイギリスの複合国家、オランダの国家と地域ーネーデルランドの南部と北部、複合国家オランダの紐帯、16世紀イギリスの複合国家と地域ーイングランドとウエールズ、イングランドとウエールズの合同、ピューリタン革命と複合国-スコットランドとアイルランド、スコットランドとアイランドの反発、ピューリタン革命から名誉革命へーイギリス複合国家の確立、王政復古から名誉革命、複合国家の変質と存続、宗教的亡命者と複合国家の思想、複合国家の思想家・ハリントン、商業・貿易とイギリス産業革命、イングランド帝国からブリテン帝国へ、英仏抗争とアメリカ独立戦争、フランスの財政負担を招いた英仏戦争、啓蒙思想とフランス革命、国民国家の形成と地方主義、比較と展望のヨーロッパ近世史、近世の二つの政治組織モデル、国民国家に直結しないヨーロッパ近世史、
感想
近世から近代に必ずしも直結しないヨーロッパ史の地域性を考慮すべきである
まとめ
ヨーロッパ近世の二つの顔、第一部・ヨーロッパ近世の構成要素、宗教と複合国家、経済と地域社会、帝国と複合国家、戦争と講和条約、第二部・ヨーロッパ大陸の複合君主国家、神聖ローマ帝国と地域、スペインの国家と地域、フランスの国家と地域、オーストリアとプロイセン、第三部・オランダとイギリスの複合国家、オランダの国家と地域、16世紀イギリスの複合国家と地域、ピューリタン革命と複合国家の危機、ピューリタン革命から名誉革命、第四部・複合国家の変質と存続・宗教的亡命者と複合国家の思想、商業・貿易とイギリス産業革命、英仏抗争とアメリカ独立戦争,啓蒙思想とフランス革命、比較と展望のヨーロッパ近世史を考察、二つの顔のものがたり