レビュー・日本書紀①

中国の史書を手本とし、東アジアの共通言語漢文で記されたものを現代語訳、解説をつけた、著者は寺田恵子、古事記学会理事、学習院女子大学講師、日本女子大学大学院博士課程単位修了、専門は日本上代文学、編著書「日本神話辞典」他

概説

天地ひらく、世界の始まり、葦の茅-最初にあらわれた神、多くの別伝を組み込んだ「日本書紀」、別伝、日本人は何に永遠を見たか、イザナキとイザナミ、陰陽そろった男女一対の神、別伝、神代七代、陽気のみの神と陰陽の神、別伝、国生み、国土の誕生、「女神が先に声をかけてはいけない」となった理由、なぜ国土の前に胞が生まれ出のか、別伝、柱めぐりの左右と陰陽思想、男女の交わりを神話に入れたのはなぜか、神々の誕生、大地を先に生み・自然を後に生む、太陽神は女神・月神は男神、スサノヲの追放、別伝、大地母神としてのイザナミ・そして生と死の起源、別伝、第五段の本書と一書の構造、天照大神と日の神、火の神カグツチの誕生と死の意味、穢れを清め祓ったところに真の清浄があらわれる、アマテラスとスサノヲの誓約、スサノヲの高天原訪問、誓約によって御子を生む、五男神と三女神、別伝、スサノヲの潔白とマテテラス大神の御子、天の石窟、アマテラスの窟屋こもり、八十万の神々の会議、アマテラスの復活、別伝、世界の神話におけるアマテラスの特殊性、ヤマタノオロチ、神聖な稲田の姫、草薙の剣の出現、日本書紀の歌謡について、ヤマタノオロチの正体、別伝、草薙の剣が象徴するもの、スサノヲとオオアナムチの神話、天孫降臨、「天孫」ホノ二ニギの降臨、帰ってこない使いたち、返し矢で命を落としたアメワカヒコ、出雲の浜辺におりたった2柱の神、出雲の国の国ゆずり、ホノニニギ・高千穂の峰に降臨、火中での出産、別伝、天孫はなぜ妻を疑ったのか、別伝、アマテラス大神の三つの神勅について、海幸・山幸、幸とは何か、兄が弟の弁償を拒絶したわけ、海の神のもとへ、海神の霊威、豊玉姫の懐妊・兄の服従、統合ー日本古代の支配の思想、豊玉姫の出産と別れ、別伝、神日本イワレビトの誕生、末子として生まれた神武天皇、別伝、すべての霊威を統合した「天皇」の誕生、神話と歴史の連続性、神と歴史が直結する日本史を知りたい方におススメ、

感想

日本書紀は、この国の起源が神代にあると示している、神話は古代日本人の様々な習俗・思想があり、現代日本に通じる文化が存在する、

まとめ

神代上、天地ひらく、イザナキとイザナミ、神代7代、国生み、神々の誕生、アマテラスとスサノヲの誓約、天の窟屋、ヤマタノオロチ、神代下、天孫降臨、海幸・山幸、神日本イワレビトの誕生を考察、完成の翌年から宮中で購読され、購読・研究され今日に至る

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