辺境の旅は異文化の接触や未知との出会い、現代文明と違った価値観を教えてくれた、その印象記である、著者は芦原伸、ノンフィクション紀行作家、北大文学部卒、2007年「天夢人」設立、代表を経て独立、著書「ロシア・1991夏」他
概要
1ケニア・グッドモーニング・ケニア、サファリ―キャンプの極楽、ゲームドライブの魅力、ヴァイオレンスまかり通るナイロビ、マサイ族の暮らし、背広を着たマサイ青年、ケニアの温泉・露天風呂にゆく、サミーがいなくなった日、2モロッコ・砂漠の誘惑・アザーンの響き、時の過行くままに・カサブランカ、スーク(市場)の賑わい、フェズ・エル・バリを歩く、メディナの中の銭湯でくつろぐ、マラケシュの大道芸、3ポルトガル・サウダーデ・失われたものへの哀歌、海のポルトガル、黄金のポルトガル、ポウサーダの朝カントリーロードをゆく、天空の白い村、アランテージュの旅、リスボンでファドをきく、4バスク・ザビエルの見果てぬ夢、バスクという国、ザビエルの祈り、ピカソ・ゲルニカの記憶、フランス・南バスクの村々を訪ねる、5北極圏・イヌイットの国の風景、①グリーンランド・役に立たないものは置いてゆく、太陽は一日中沈まない、アノラック・カヤックはイヌイットの知恵、氷上のアザラシ猟へ、②アラスカ・極北の空を裂いたオーロラの光、極北のイヌイットの村、伝説化したジャパニーズ・モーセ、夜の海岸通リでの出来事、③カナダ・文明化したイヌイットの暮らし、カナダ・イヌイットの町へ、文明化したイヌイットの暮らし、6シベリアの初夏をゆく、列車の窓から、生き馬の眼を抜くようなモスクワの暮らし、食堂車でウオッカを飲む、思い出のサンボリ村、激動するロシア、白樺の森、タイガを走る、7中国・新疆・シルクロード・辺境の食卓、シルクロードの出発点・西安へ、名物の西安餃子、西安近郊にて野ウサギを食す、黄河のほとりでナマズを食す、ウルムチへ・高層ビルが林立する大都会、シルクロードの夜市を楽しむ、新名所・地鶏街道へいざ、トルファン・中央アジアの片隅で、ウイグルの家庭料理を味わう、回族の小さな食堂、天山北路をカシュガルへ、バザールを歩く楽しみ、8オーストラリア・タスマニア・人生の深い味わいを釣る、ロッド(竿)を旅行バックにしのばせて、流刑地だったタスマニア島、ビル・ベックの避難小屋、タスマニアンステーキ、ロンドン・レイクスという別天地、サイトフィッシングの愉しみ、目が不自由でも鱒釣りはできる、9アメリカ・大いなる西部の片隅で、①ワイオミング・ロッキードに冬来たりなば、スターバレーという名の開拓地、バーで出会ったカウボーイ、タンブルウイードが転がる丘、②モンタナ・モンタナの風に吹かれて、牧場でのホームステイ、星の部屋で眠る、クーテナイ川を下る、アーミッシュの村を訪ねる、③オレゴン・オレゴン街道の不思議な出来事、西部開拓者の苦難の道、UFOとの遭遇か、UFO研究家・北島弘さんの見解、同じ飛行物体の可能性もあるだろう、10カナダ・ホッキョクグマに会いに行った、360度の水平線と地平線、激減するホッキョクグマの生息数、家族部屋もあるホッキョクグマの収容所、クマが襲ってきた、市長はクリー族出身だった、犬は家族と同じで友達だった、メティスという混血人種、辺境の旅の印象について知りたい方におススメ、
感想
文明という色眼鏡をはずした辺境の旅紀行、心を無垢に帰し魂に治癒力を与える、
まとめ
グッドモーニング・ケニア、砂漠の誘惑・アザーンの響き、サウダーデ・失われたものへの哀歌、ザビエルの見果てぬ夢、イヌイットの国の風景、シベリアの初夏をゆく、シルクロード・辺境の食卓、人生の深い味わいを釣る、大いなる西部の片隅で、ホッキョクグマに会いに行ったを考察、魂に治癒力を与える旅紀行、
・樹足りなばんシャカをてーじゅあざーん