同時代の中国とヨーロッパの経済を比較を試みた、著者は玉木俊明、京都産業大学経済学部教授、専門は近代ヨーロッパ経済史、同字者大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、著書「ヨーロッパ覇権史」他、
概要
ユーラシアの商業システム、中国とヨーロッパ・超長期的関係、中国とヨーロッパの相違・統一と分裂、中国とヨーロッパの領土・そして自然環境、貧しいヨーロッパ、シルクロードがつないだ中国とヨーロッパ・パルティア人、シルクロードとソグト商、イギリスから日本まで・ユーラシアは一つの世界、東南アジア経済をプッシュした、物流システムを他国に委ねる朝貢貿易の弱点、海運業から見た中国の衰退、ユーラシア東西の発展過程、文明の形成、中国文明の誕生と稲作、夏・殷王朝の特徴、中国の思想を決定した時代、オリエント文明から生まれたヨーロッパ文明、フェニキュア人は何をしたのか、中継貿易港としてのティルスの活躍、カルタゴの発展とポエニ戦争、ユーラシアの東西の相違と類似点、秦漢帝国とローマ帝国、中国を統一した秦、始皇帝の後継者としての武帝、武帝の政策武帝の財政改革、後漢へ、中国はなぜ経時成長をしたのか、ローマ誕生から帝国まで、わららが内海となった地中海、ローマ帝国の構造、ろーまの財政と貿易、魏晋南北朝時代の中国とビザンツ帝国の興亡、魏晋南北朝とは、西晋から東晋へ、五胡十六国時代、北魏・拓跋珪、孝文帝の政策、東晋から陳へ、地中海世界の変貌、財政改革エジプトの重要性、ユスティニアヌス1世、イスラームの登場、隋唐帝国とフランク時代のヨーロッパ、隋の経済的貢献、隋の制度を受け継いだ唐、貞観の治、武威の禍、開元の治、安史の乱後唐の滅亡まで、ユーラシア大陸最大の国家、日本との関係、メロヴィング朝、カロリング朝、カール1世、カール1世の死後、宋元代の中国と神聖ローマ帝国から商業の復活期のヨーロッパ、宋の経済成長、君主独裁制の確立、契丹と北宋、王安石による改革、金と北宋、モンゴル帝国の建国、金と南宋の滅亡、駅伝制による経済成長、タタールの平和と商業貿易、黒死病流行とモンゴル帝国、神聖ローマ帝国、ドイツの帝国教会政策、商業の復活について、ピレンヌの学説の再検討、過大評価されるイタリア商業、大航海時代は何を変えたのかー中国からヨーロッパへの転換、朱元璋による明の建国、海禁政策と朝貢貿易、永楽帝の治世、鄭和の遠征、江南の経済発展、明の滅亡、大航海時代とは?アフリカの金が欲しかったヨーロッパ、サハラ縦断交易、大航海時代が始まった、香辛料の輸入経路の変化・イタリアからポルトガルへ・そしてオランダ・イギリスへ、産業革命でヨーロッパと中国の立場が逆転した、産業革命の伝統的イメージ、清代の中国、勤勉革命をしなかった中国、中国の生産単位・家計、イギリスの産業革命、インドキャラコの流入と中欧のリネン、インドとヨーロッパはどう違ったのかマンチェスターの綿公共、捺染技術の発展、大西洋経済と綿織物生産、コミッション・キャピタリズムとイギリスの覇権、輸入代替産業ではなかった第二次産業革命、ウエスタン・インパクトと欧米の船舶、中国との貿易で使用された欧米の船、ヨーロッパにおける委託代理商、異文化間交易と委託代理商、電信の発展、電信と覇権、中国は覇権を握るのか、民主主義の勝利か?中国の再興、一帯一路、AIIBと一帯一路、大衆消費社会から金融社会へ、消費社会の形成、大衆消費社会のt誕生、金融社会の生成、格差社会はなぜ生まれたのか、現在のコミッション・キャピタリズム、中国は覇権国家になれるのか、持続的経済成長とコミッション・キャピタリズム、持続的経済成長は続くのか、肥大化する金融の重要性、国家の力はどう変わったのか、世界経済はどう変わるのか中国とヨーロッパの比較史について知りたい方におススメ、
感想
中国とヨーロッパを4000年の長期間で時代別に比較考察、覇権とコミッション・キャピタリズムに着目、未来はどうなるか、
まとめ
ユーラシアの商業システム、ユーラシアの東西の発展過程、秦漢帝国とローマ帝国、魏晋南北朝時代の中国とビザンツ帝国の興亡、隋唐帝国とフランク時代のヨーロッパ、宋元代の中国と神聖ローマ帝国から商業復活期のヨーロッパ、大航海時代は何を変えたのか、産業革命でヨーロッパと中国の立場が逆転した、コミッション・キャピタリズムとイギリスの覇権、中国は覇権を握るか持続的経済成長とコミッション・キャピタリズムを考察、比較のための地図を挿入、