13の感染症を高校の「歴史総合」の素材とする提案、教材化のための切り口を示した、編集委員は4名、飯島渉、長崎大学熱帯医学研究所教授、専攻は医療社会史、著書は「感染症の歴史学」他、磯谷正行、愛知県立岡崎高等学校教諭、専門は世界史教育、実績「高校社会・歴史教育の授業を創る」、井上弘樹、東京医科大学医学部准教授、実績「暮らしの中の健康と疾病」、古澤美穂、大阪教育大学附属高等学校池田校舎教諭、専門はドイツ近代史、日本史・世界史を担当、
概要
COVId-19、感染症/発生と流行の経過、臨床的な特徴、重症化のリスク要因、予後、歴史/自粛とロックダウン、パンデミックと対策推移、学校での対策、歴史の中、資料・記録・記憶を残す、高校教育/授業の展開、ワクチン・接種・植民地
インフルエンザ、感染症/分類、新型インフルエンザ、人と人以外のインフルエンザ、新型インフルエンザへの対応・政府行動計画、歴史/1918年の世界的流行、国際社会、日本の流行状況、対策、経済社会への影響、高校教育/スペイン風邪の拡大理由、日本の広がり、エイズ、感染症/病気と流行、感染経路と症状、予防と治療の現状、歴史/感染リスクとスティグマ、政策的対応1980年代、グローバルな流行1990年以降、南アフリカ、問題の行方、高校教育/現状、どう向き合った、国際社会の協力、そして今、天然痘、感染症/感染経路と症状、ウイルス、対応指針、天然痘根絶後の問題、歴史/流行の歴史、人痘法の伝播、牛痘法の発明と伝播、伝播と影響、明治以降の種痘行政、高校教育/打ち勝とう、種痘の歴史、コロンブスの交換、アイヌ人への種痘、結核、感染症/三大感染症たる理由、歴史との密接な関係性、社会の鏡、薬剤耐性と新薬開発の難しさ、歴史/産業革命と結核、軍隊と結核、結核の克服へ、高校教育/産業革命、ジェンダー、ハンセン病、感染症/感染経路、臨床症状、薬剤耐性問題、歴史/起源と伝播・文献とDNA,中世ヨーロッパ・流行の盛衰とキリスト教、植民地化とハンセン病の再発見、日本の前近代社会、現代日本の政策と社会、高校教育/自粛、外島保養院から邑久光明薗へ、隔離政策、歴史から何を学ぶ、レプトスピラ症、感染症/ユニークな動き、人はどのように感染し、感染すると、発生状況、人だけの病気ではない、どのように感染を防ぐか、歴史/戦前、石炭産業、農村、高校教育/筑豊炭田、発見されたレプトスピラ細菌、世界に広めた野口英世、ペスト、感染症/病像731、ペスト菌の巣、歴史上の流行、第3回世界旅行、酢
コレラ、マラリア、土壌伝搬蠕感染症、リンパ系フィラリア症、日本住血吸虫症、現代によみがえる14世紀の対策、歴史/パンデミック、黒死病流行をめぐる謎、20世紀のペスト、日本のペスト史、満州、高校教育/アジア太平洋戦争・その時中国は、731部隊の研究、ソ連の参戦で731部隊は、アジア太平洋戦争、コレラ、感染症/感染源と症状、歴史上のパンデミック、予防と対策、日本のコレラ流行、歴史/発生源となったインドの状況、パンデミックの歴史、高校教育/町田は神奈川、19世紀のコレラ、神奈川のコレラ対策、町田が東京になったもう一つの理由、マラリア、感染症/マラリア原虫の生活環、病態、診断、治療薬、予防、世界のゼロマラリア達成への課題、歴史/マラリア撲滅計画、沖縄八重山、マラリア根絶計画
とアフリカ、高校教育/イギリス統治下のインド、開発リスク
土壌伝播蠕虫感染症、感染症/現在、ヒト回虫1758年、ズビニ鉤虫1843およびアメリカ鉤虫1902、鞭虫1771、歴史/寄生虫王国日本の流行状況と対策、高度成長期の土壌伝播蠕虫感染症・コミュニティとジェンダー、対策をめぐる国際医療協力
高校教育/集団駆虫の時代、STH感染症と貧困、インドネシアでの生活環境、STH感染症対策、インドネシアと日本の経済状況、現在のインドネシアでのSTH感染症対策と生活環境の変化、リンパ系フィラリア症、感染症/リンパ系フィラリア症とは、LF 防圧への道、日本でLF防圧成功の条件、WHOによる地球規模のLF根絶計画の今後、歴史/戦前日本の到達点、長崎大学風土病研究所によるフィラリア症研究、済州島の制圧事業、高校教育/リンパ系フィラリア症とは、日本全土に感染者、田舎の都会化で消失、住民理解・行政支援・媒介蚊の駆除、済州島撲滅に寄与、日本住血吸虫症、感染症/現状日本住血吸虫のライフサイクル、症状・病理・治療、対策、歴史/糞便と虫卵・人獣共通感染症として困難、予防啓発活動と治療、ミヤイリガイ対策、病気の環境史・地域史、高校教育/次世代に正しい歴史を伝える、地域素材としての地方病の教材化、地方病教育推進研究会の活動、高校歴史総合新設で感染症の教材化の状況を知りたい方におススメ、
感想
高校歴史総合で感染症を教材化することは、保健体育で扱う場合に比べ、世界歴史的に感染症をより理解を深めることができる、
まとめ
COVID-19,インフルエンザ、エイズ、天然痘、結核、ハンセン病、レプトスピラ症、ペスト、コレラ、マラリア、土壌伝搬蠕虫感染症、リンパ系フィラリア症、日本住血吸虫症を教材化提案、感染症対策は住民と行政の理解と合意、