レビュー・京大地理学者・なにを調べに辺境へ

地理学者が世界中を旅して遭遇した体験を地理学的知見を交え綴ったフィールドワーク、著者は水野一晴、京都大学大学院文学研究科名誉教授、名古屋大学文学部卒業、北海道大学大学院環境科学研究科修士課程修了、東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了、専門は自然地理、アフリカ地域研究、著書は「自然のしくみがわかる地理学入門」他、

概要

ブレーキの壊れたルノーで調査、カメルーン北部、ザンジバルの美しい珊瑚礁と世界遺産の旧市街地はかって奴隷貿易の拠点だった、昼は熱々・夜は寒い・ナミブ砂漠の満天の星の下での晩酌は最高だ、住民生活、テント・冷蔵庫付きの四輪駆動車でナミビヤ全土を駆け巡る、初めての科学研究費、日中の砂漠の地表面は熱したフライパンのようだ、クイセブ川、イスラーム指導者のマラブーはまるで芸能人のようだ、信仰と地域社会、ナミブ砂漠の涸れ川沿いの河畔林が大量枯死しているのはなぜ?ケニア縦断空の旅、ゾウの鼻で身体を吹き飛ばされても調査を続ける院生、ゾウの研究、よちよち歩きのペンギンを見ながら自転車をこいで喜望峰へ、ケープタウンの植物、窓がなくネズミが走り回る石造りの家を借りて調査する院生、山岳国レントの調査、ヤギ放牧とシロアリ塚の不思議に迫る、ナミビヤ全土、夏は土砂崩れ冬は積雪と格闘しながら車で山を登る、ヒマラヤのアルナーチャル、点在するゾンの設立の謎に迫る、ヒマラヤのアルナーチャル、少年を生贄にして悪霊に捧げる儀式とは、ヒマラヤのアルナーチャル、ブリザードで立ち往生・インド軍に救出される、ヒマラヤのアルナーチャル、湖沿いの細長い国マラウイは道路を横断すれば隣国だ、ミオンボ林、炎天下のイスラーム世界の神秘とネームタグが生んだ奇跡、チュニジア、冷たいビールを飲むために毎日隣国まで買いに行く、ギニア、温暖化で山を登る可憐な永久花を見つける、キリマンジャロ、人と文化がカヌーで長距離伝播していった太平洋の島々、高山病と交通渋滞に悩まされながらアンデスの氷河に通う、ナミブ砂漠に自生するナラメロンの種子の価格が高騰、ナミビア、ASAFASから文学研究科に移動し・ケニア山で研究プロジェクを開始する、院生の初めての調査、ナイロビ最大の人口100万人以上のスラムには公立学校が一つもない、学校教育海外フィールドワークを知りたい方におススメ、

感想

フィールドワーク実録の体感が伝わる

まとめ

実録フィールドワークの調査・手法・楽しさが綴られる、そして成果、

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