トルコの自画像を描く、著者は内藤正典、東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程中退、一橋大学大学院教授を経て同志社大学大学院グローバル・スタディ―ズ研究科教授、一橋大学名誉教授、専門は現代イスラム地域研究、著書は「アツラーのヨーロッパー移民とイスラム復興」他、
概要
トルコの地域的多様性、沿岸部、内陸部、1990年代、混迷する社会・イスラム主義政党の台頭、最後のクーデターに至る道、エルドアン政権への道、反動主義と民意、政治家エルドアン、1999年という困難な年、イスラム主義政党から生まれた新進組エルドアン政権の誕生、EU加盟交渉の困難な道のり、ヨーロッパ共同体への長く・細い道、エルドアンと公正・発展党政権が進めたEU加盟交渉とトルコ国民の思い、世俗主義をめぐる闘い2007年4月27日、大統領選挙、公正.発展党閉鎖裁判、ヒジャーブ問題の帰結、エルドアン政権・権力機構の確立、大統領の直接選挙から大統領制へ、大統領への権力集中をもたらしたクーデター未遂事件、揺らぎなき不可分の一体性と民族問題、民族問題の構造、オスマン帝国の崩壊と民族問題の源流、トルコの独立戦争とローザンヌ条約、クルド問題に対する政策の変遷、クルドをめぐる政治と軍事衝突、クルド政党・政治プロセスへの参入と司法による拒絶、政権とPKKとの解決プロセスとその破綻、直面する課題、課題1欧米諸国からのイスラム嫌悪、課題2激しいインフレと市民の防衛策、課題3ウクライナ戦争とトルコの役割、建国100年の大統領、2023年大統領選挙・大国民議会議員選挙、2023年大統領選挙の意味、
感想
政教分離からパン=イスラームへ転換
まとめ
トルコの地域的多様性ー沿岸と内陸、1990年代―不安の時代、エルドアン政権への道ー障壁と功績、EU加盟交渉の困難な道のり、世俗主義をめぐる闘いー軍部と司法の最後の抵抗、エルドアン政権・権力機構の確立ー権力の集中はなぜ起きたか、揺らぎなき不可分の一体性と民族問題ークルド問題の原点と和解プロセスの破綻、直面する課題、建国100年の大統領、