「天敵不在空間」ニッチと「繁殖干渉」競争の解説、競争やニッチの概念に対する歴史的研究経緯を紹介、ニッチを占める種とは何かの本質について解説を試みたもの、著者は大崎直太、鹿児島大学農学部卒業、名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程中退、山形大学学術研究院教授他歴任、専門は昆虫生態学、著書は「擬態の変化ーダーウインも誤解した150年の謎を解く」他、
概要
種とはなにか、生き物の居場所と種名、知の巨人リンネ、最初に進化論を唱えたラマルク、種の新たな定義、分子分類学の誕生、生き物の居場所ニッチ、リンネとダーウインの自然の経済、2人の学術探検家、グリンネルとエルトンのニッチ概念、ガウゼの競争排除則、ハッチンソンの超多角ニッチ、ニッチと種間競争、ダーウイン・フィンチの島、ダフネマヨール島、鬼才マッカーサー、社会生物学の祖ウイルソン、競争は存在しない、緑の世界仮説、植物を食べる昆虫、植物の防衛、湖に浮かぶ恐怖の島、中規模攪乱仮説、天敵不在空間というニッチ、ベイツ型擬態とミューラー型擬態、アリの作る天敵不在空間、自衛するハダニ集団、ベールに包まれた天敵不在空間、繁殖干渉という競争、大型のエゾスジグロシロチョウ、競争排除を繁殖干渉を説明できるかー西田グループ、アメリカの博物学者、栄枯盛衰、たどり来し道、オックスフォード進化論争、今西錦司の棲み分け理論、主体性の進化論、やはり競争はあった、生き物の生き残る戦略に関心ある方におススメ、
感想
生き物の居場所は、天敵不在と繁殖干渉で決まるとは驚きだ、
まとめ
種とは何か、生き物の居場所ニッチ、ニッチと種間競争、競争は存在しない、天敵不在空間というニッチ、繫殖干渉という競争、たどり来き道、