はたらくこと、仕事、労働と、物語をテーマに考察、著者は河野真太郎、専修大学国際コミュニケーション学部教授、専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ、著書は「増補・戦う姫・働く少女」他、
概略
働く僕たち、私たちー3月のライオンと働くことの現在、将棋という労働、働くことと働くこと以外、現代の成長、家事労働から起業家へー3月のライオンとコミュニティ作りの労働、フクフクにする、専業主婦から共働き体制へ、逃げ恥とコミュニティ作りという仕事、起業的主婦へ、
女性の仕事、クリエイティブ産業とやりがい搾取ープラダを着た悪魔とポストフェミニズム、ファッション業界の否定と肯定、リアリティ番組のフォーマットとしての変身、欠点もあるポストフェミニストとしてのミランダ、選択の問題、助力者おじさんとレジリエンス、そして老後の消滅ーマイ・インターンとポストフェミニズムの超克、ミランダからジュールズへ、全ては持てないジュールと彼女のレジリエンス助力者おじさん・ケアする男性、イクメンをめぐる格差と分断、助力者ベンと男性の復権、老後の終わり、
労働を消費することー宝石の国とアイデンティティの労働、仕事の物語としての宝石の国、アイドルグループの労働と宝石の国戦闘美少女になる仕事、働けない者たちの連帯、起業とビルドゥングスロマンー機動戦士ガンダム、水星の魔女とデスゲームの距離、機動戦士ガンダム水星の魔女、起業という革命と成長、起業と競争の道徳、はじめに魔女の宅急便があった、天気の子とデスゲームの論理、ヒーローたちはなぜはたらくのか、株式会社マジルミエとシンゴジラの仕事、ウルトラマンから仮面ライダーへ、企業ヒーローの位置づけ・ポストフォーディズム、カナの能力とゆとりの教育の真実、シンゴジラと官僚制とフォーディズム、私たちの労働の余白にー0.5ミリとケア労働の贈与、変化の理由、現在進行中の本源的蓄積、それが全てなのか、資本主義の外側にあったものを略奪的に市場化したことに関心ある方におススメ、
感想
資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのかーナンシー・フレイザーから
まとめ
3月のライオン、プラダを着た悪魔、マイ・インターン、宝石の国、株式会社マジルミエ、0.5ミリの余白にはみ出たケア労働