オーストリアのホロコーストを描き、オーストリアの近現代史再考する、著者は野村真理、一橋大学にて博士(社会学)取得、金沢大学名誉教授、専門は社会思想史・ヨーロッパ近現代史、著書は「西欧とユダヤのはざまー近代ドイツ・ユダヤ人問題」他、
概要
近代的反ユダヤ主義言説の形成、近代の成功者ユダヤ人、大衆政党の誕生、キリスト教社会党の反ユダヤ主義、両大戦間期オーストリアの反ユダヤ主義、反ユダヤ主義言説の転換、オーストリアナチの登場、真のドイツ性と反ユダヤ、ユダヤ人社会の政治的孤立と窮乏化、世紀末ウイーンのユダヤ人、政治的ホームレス、ユダヤ人社会の窮乏化、合邦の衝撃、ウイーンモデル(ユダヤ人移住促進方式)とは何か、ユダヤ人移住本部、移住から移送へ、第一次世界大戦から開戦から独ソ戦まで、ユダヤ人社会の消滅、正義と不正義の境界、オーストリアの戦後補償、犠牲者援護法と返還法、国外の犠牲者と相続人不在の財産、オーストリアの歴史政策、ヴァルトハイム事件(大統領選挙)、歴史政策の転換ーオーストリア政府は1991年ナチ迫害の犠牲者に対するオーストリアの責任を認め謝罪、オーストリアはヒトラーの犠牲者か?と疑う方におススメ、
感想
オーストリアは、賠償金は西ドイツから取り、ヴァルトハイム大統領選挙ではナチ党員で強制収容所の管理に携わった前歴を隠す極めて不誠実な国家だった、
まとめ
Ⅰオーストリアの反ユダヤ主義、近代的ユダヤ主義言説の形成、両大戦間期おーすとりあの反ユダヤ主義、ユダヤ人社会の政治的孤立と窮乏化、Ⅱホロコースト、エクソダス、移住から移送、Ⅲ二つの顔を持つ国、オーストリアの戦後補償、オーストリアの歴史政策、