近年のイギリス政治に表面化しつつある新たな対立図式に注目、表出に至る2020年代末までの20年弱の過程を描写、緊縮財政とEU残留を問う国民投票は激しい社会分断を伴った政治対立があり、大都市と地方の対照を顕在化させた、著者… 続きを読む レビュー・わかりあえないイギリス
レビュー・素顔の棟方志功
棟方の仕事は版画・倭画・書・本の仕事、茶人であり、朝から夕まで粛々と仕事、慎ましく食事、風呂、テレビ、早い時間に床に入る富山県と棟方との関係にも触れる、著者は石井頼子、棟方の長女けようの長女、棟方と生活を共にする、慶應義… 続きを読む レビュー・素顔の棟方志功
レビュー・私たちの戦争社会学入門
戦争はいつでも社会の中に含まれ、社会のありようを見るうえで必要、戦争を焦点に社会の視野を広げたい、著者は野上元、早稲田大学教育・総合科学学術院教授、専門は歴史社会学、東京大学大学院人文社会科学系研究科で博士、著書「戦争体… 続きを読む レビュー・私たちの戦争社会学入門
レビュー・幕末女性の生活
小さな発見と出会いを求めて、幕末女性の日記をじっくり付き合う、著者は村上紀夫、大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退奈良大学文学部史学科教授、著書「怪異と妖怪のメディ初夏のア史ー情報社会としての近世」他 概要 一年、正… 続きを読む レビュー・幕末女性の生活
レビュー・日本とロシア
ウクライナ侵攻による対立関係、衝突・融和を繰り返しながら濃厚な交流を展開してきた日露関係を辿る、著者はシャラトフ・ヤロスラブ、早稲田大学政治経済学述院教授、歴史学・法学博士、著書「協力に向かってー1905-1914の日露… 続きを読む レビュー・日本とロシア
レビュー・蜘蛛
日本の古代・中世・近世に的を絞り、日本の伝統文化・伝統的思考の中で、人が蜘蛛を見る心の変遷を探る、著者は野村育世、日本中世史研究者、東京蜘蛛談話会会員、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、女子美術大学高等学校… 続きを読む レビュー・蜘蛛
レビュー・東京美術学校物語
吉田千鶴子の「芸大百年史」の記述を尊重しつつ東京美術学校の波乱万丈の歴史を追った、著者は新関公子、東京芸術大学大学院修士課程修了、東京芸術大学名誉教授、著書「ゴッホ・契約の兄弟ーフィンセントとテオ・ファン・ゴッホ」他 概… 続きを読む レビュー・東京美術学校物語
レビュー・和菓子の京都
京都で、御所御用の出入商人・茶道家元に茶菓子を納めた川端家が和菓子の京都を語る、著者は川端道喜、立命館大学中退後時事通信社を経て御粽司15代川端道喜、著書「酒帘-川端道喜随筆集」 概要 道喜の粽がたり、粽のルーツ、光秀の… 続きを読む レビュー・和菓子の京都
レビュー・中華とは何か
中国の歴史を遊牧民の視点から捉えなおし、中華文明形成における遊牧民の果たした功績を明らかにした、著者は松下憲一、北海道大学大学院文学研究科博士東洋史学専攻修了、愛知学院大学文学部教授、著書「北魏胡族体制論」他、 概要 中… 続きを読む レビュー・中華とは何か
レビュー・チベット史
チベットが世界史登場は7世紀の前半、チベット初の統一国家誕生吐蕃王国時代から政治的独立を失った1959年に至るまでの歴史を記述、著者は正木晃、筑波大学大学院博士課程修了、国際日本文化研究センター客員助教授など歴任、専門は… 続きを読む レビュー・チベット史